コロナで、多くのマラソン大会が中止、或いは延期になりました。

 

そして2年が経ち、なんとなく今年からマラソン大会再開の動きが出ています。

 

私は、毎年6月に栃木県・鹿沼市で行われる「鹿沼さつきマラソン」のハーフマラソンの部に出るのが恒例でした。

 

今年、部分的に再開していて、確か鹿沼市在住のランナーだけに限定して行われるはずです。

 

来年は、県外の人にも門戸を広げて欲しいなあ。

 

あの大会、私、大好きなんですよ。

なぜって、おもてなしの温かい大会だからというのと、

お土産で「さつきの苗」がもらえるんです。

 

鹿沼市は「さつき」のメッカです。

 

私は、「さつき」と「つつじ」の違いがイマイチわかっていないのですが、

色んな品種があり、花の色も様々なさつきは好きです。

 

そんな素敵なお土産がもらえる「鹿沼さつきマラソン」、一番の悩みは、

レース最後に待ち受けている急な上り坂。

 

心臓やぶりなんてもんじゃないですよ、、

 

心臓爆発って感じの急坂。

 

 

2013年の「鹿沼さつき」、不思議な事がありました。

 

タイムの計測は「ランチップ」では無く、胸のゼッケンの裏に「ワイヤーが丸まった様なもの」が入っていました。

 

まだ、タイム計測のやり方も試行錯誤の時代で、いろんな商品が出ていたんですけど、主流だったのは、シューズに計測チップつけて、

 

道路に計測マットをひいて、ランナーがマットを通り過ぎると、タイムが計測されるものです。

 

ただ、2013年の「鹿沼さつきマラソン」は、胸のゼッケンの後ろに、コイルのような導線が巻かれたようなものが張り付いていました。

 

 

そして大会当日。。

 

私は、コース終盤の心臓破りの上り坂を必死に上りました。

 

「ゼーゼー、ハーハー」

 

もう少しでゴールだ!

これなら、この大会のベストタイムでゴールできる。

 

ゼーハー、ゼーハー

 

最後の最後に更に急になる上り坂を、必死になって走って、

良いタイム出るぞ!

頑張れ、俺!

 

ついに、登り切って、平らになったグランドを全力で走り、ゴール!!

 

余りの苦しさに、ゴール後、地面に手をつき、暫くうずくまっていました。

 

周囲のランナー達も、ヘロヘロでヨタヨタでした。

 

大会スタッフの人から、そんなところに立ち止まらず進むように言われるんですが、

ともかく出し切っちゃった私は、暫く起き上がれなかったんですよ。

 

それから1分くらいしてかなり回復したので、立ち上がり、

トボトボと、前に歩いたら、、、、

 

チューリップハットのような帽子かぶった大会関係者のオジサンが「うちわ」みたいなものを私の胸に当てました。。

 

 

へっ、、なんなの? 

 

そう思ったら、オジサンが、

 

「オッケー」とか言ったはずです。

 

「ゲゲッ! もしかして、あの「うちわみたいなもの」、タイム読み取りなのお?」

 

「もしかして、今日の俺のレースは、今あの「うちわ」が胸に当てられるまで、時計の針が進んでたのかぁ??」

 

1秒を競う、自己ベスト狙いハーフマラソン大会。

 

私は1分以上も「うちわ前」でしゃがみ込んでいました。。

 

 

次回の大会は、「うちわめがけて」走り抜けなくてはならないぞ!!

 

とか思っているんですけど、早く県外ランナーも参加OKにして欲しいなあ~