最近もまた、大学生のかたから「就活」についてのご質問を頂きました。

 

私は前職・ゴールドマン・サックスという外資系証券で働いていましたが、

多くの学生さん達を面接する機会がありました。

 

多分、500人以上お会いしたと思います。

10年以上いると、そんな感じになります。

 

まず、ゴールドマンに入社してくる人は、大まかに3種類いて、

一つ目は一本釣り。

つまり、ヘッドハンティングで「あの人が欲しい」という感じで、名指しで転職勧誘をするもの。

アメリカのメジャーリーグと同じイメージですね。

 

2つ目は、中途採用。

これは社会人で未経験者のような場合。

※ややこしい表現でゴメンナサイ。1も中途採用ではあります。。

 

私は、これで、1999年に入社しました。

前々職は日系の石油会社で働いていたのですが、退職して、留学中にゴールドマンでインターンをして入社しました。

 

結局、15年間 働きましたが、こういう「ずぶの」未経験者採用は、最近、少なくなっている気がします。

銀行とか、投資顧問のような、せめて同じ金融業界であれば、まだ結構あるはずです。

 

3つ目が、新卒採用。

新卒と言っても、日本だと4月入社が殆どですが、アメリカでは、6月~8月の間のどこかが多いです。

早く卒業しちゃう学生さんだと、1月でも、3月でも入社という事はありました。

 

今回、日本の大学生のかたから就活に関してというか、インターンも含めて、色々と質問されたのですが、

「かなり、ずれているなぁ~」という印象でした。

 

いわゆる、ネット情報とか、『面接の達人』などの本を参考にしているとのことで、何が書かれているのか教えてもらったのですが、

 

実際のリクルーティングの現場感とはかなりズレている感じです。

 

「ガクチカ」とか言われて「??なにそれ?」と聞いたのですが、

面接のときによく聞かれる質問「学生の時に力を入れたことは何ですか?」という質問に対する答えを言うそうです。

 

※略称に笑っちゃいました。(スミマセン)

 

私は、当時、そんな質問をしなかったのですが、やはり、しっかり勉強してきた人が最低条件だと思います。

 

学校で大して勉強もせず「バイト、がんばりました!」と言われても、それをどう理解すればいいのか?解りませんから。

 

将来のある若い皆さんにとって、就職は大事なことですから、時々、自分の経験から、採用側の見方、考え方をご紹介したいと思います。