犬のストレスとは何だろうか?
犬用のシャンプーを作っておきながら言うのもなんですが、
犬のシャンプー自体は、わんちゃんにストレスをかける行為です。
何故ならば、わんちゃんを放っておいても自分でシャンプーする様なことはありませんよね。
わんちゃんが望んでないことをやるのはストレスになります。
イギリスの学者の説ですと
わんちゃんの基本欲求は、以下の3つだそうです。
(生理的欲求)
食べる、飲む、呼吸する、眠る、体温を維持する、排せつをする
(安全の欲求)
病気や怪我や外敵などから解き放たれる
(行動の欲求)
探索する、追いかける、触れ合う、遊ぶ、交尾する
また、動物が重要とするトップ3と言う観点から言うと
「子作り」
「食事の確保」
「安全確保」(危険回避)
切り口は「DNA戦略」(遺伝子情報を引き継がせる)だそうです。
いずれにしても
生きる事 ⇔ 食べる事⇔ 子孫を残す事
こんな流れなんでしょうね。
そして、
欲求に近づくと喜び ⇔ 欲求から遠ざかるとストレスを溜める
では、どうして、
「お手」をするのか?
では、
「お座りは?」
これだって、欲求から来る行動ではないですよね。
でも、何故、行動するか?
それは、
「オペラントの条件付け」と言う
心理学の理論があります。
起こった結果で、行動の結果の増減が決まる。
行動した(行動して欲しいこと)→ 欲求が満たされた
→ もっと、同じ行動をとる
お手をしてみた → おやつがもらえた → また、お手をする
(生理的欲求の充足)
こんな流れです。
自分にとって良いことがあると、行動する。
自分にとって悪いことが起こると、行動しない。
ただ、それだけです。
相手の欲求を理解して対応することは大事ですね。
自分も子供たちについつい無理な欲求をしていることがあります。
もちろん、相手の欲求も考えて対応するときもあります。
ただ、上手く行くときもあれば上手く行かいない時もあります。
時間がかかるのかも知れませんね。
飼主さんとわんゃんがもっと豊かになると最高です。