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ジュニチエガワのブログ ~おなかへったーず~

歌う・作る・働く。シンガーソングライティングサラリーマンです。
ぐだぐだ語ります。

僕が洋楽を聴き始めたのは中学生の頃。

音楽はJポップ(もはや死語ですね)をかじる程度、
基本プラモデルばかりで外にも出なかった内向的な僕に
父親が「こういうのもどうだ?」
ビートルズのCDとアコースティックギターを買ってくれたのがきっかけでした。

元々オタク気質でのめり込みやすい僕は
すっかりハマって現在に至っています。

ただ、気が付くと
Jポップってほとんど聴かなくなっていました。

洋楽と邦楽の違い…いろいろあると思うんですが、
僕が気になっているのは
邦楽は「Aメロ→Bメロ→サビ」が半ばルールのようになっていること。
それに比べ洋楽はもっと自由というか、
「Aメロのみでサビなし」とか「サビだけ繰り返して終わり」とか
そういうのがゴロゴロしているんですね。
たぶんそこに惹かれたんだろうなと思ってます。

という訳で今回はそんなシンプルな構成
なおかつ大ヒットした曲を集めました。


ビル・ウィザース「Ain't No Sunshine」1971年


ビル・ウィザース…ご存知でしょうか?
名前は知らなくてもこの動画の曲を聞いたことがあるかも。
映画「ノッティングヒルの恋人」で印象的な使われ方をしてました。
全米3位、グラミー賞も受賞しています。

ときどきこの曲が無性に聴きたくなります。
特に疲れた時、気が付くとふと口づさんでいたり。

実にシンプルなメロディ。
これ以上付け足すものの無い、ダシの効いたかけそばのような味わい

こういう歌がつくりたいなあ。

というかこの動画、ドラマーのドヤ顔が気になる…。

ジャスト・アズ・アイ・アム(紙ジャケット仕様)/ビル・ウィザース

¥1,995
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T-REX「Metal Guru」1972年


一世を風靡、グラムロックブームを巻き起こしたT-Rex
名作アルバム「ザ・スライダー」より。全英1位獲得

すっごい単調。
なのに全然退屈に感じない!
これってすごい!


ボーカルのマーク・ボランはルックスは良いけれど、
歌がうまいわけでなく、ギターのテクニックも普通。
なのにこんなにかっこいい。

きっとこれはこの人だからできること。
これがカリスマなんですね。
ザ・スライダー/T-レックス

¥2,592
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ザ・シュープリームス「Where Did Our Love Go」1964年

モータウンを代表するガールズグループ、ザ・シュープリームス。
彼女たちの初のビッグヒット(全米1位)

これもまたすっごい単調。
なのにこのキャッチーさで全米ナンバーワン。

これに何かを足したって絶対良くならないもの!

まあもちろんこれも
シュープリームスだから売れたってのもあるかもしれませんが。
この曲をおっさんが歌ってて聴きたいかどうかですよね。

この後彼女たちは大ヒットを連発。
やがてダイアナ・ロスは独立し更なる飛躍を遂げます。

愛はどこへ行ったの/ダイアナ・ロス&シュープリームス

¥1,028
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失恋の歌って
一言でいってもたくさんありますが、
その立ち位置、振る舞い方は実にさまざま。
クールに
「キミの幸せを祈っているよ」みたいなものから
「あぁぁもう僕はおしまいだあああああ」
というものまで。

今回は中でもどっぷりと
「ヴアアアァァ!!!」
となれる曲を3つご紹介。
さあ一緒に泣きましょう…うっ。


スティーヴィー・ワンダー「Blame It On The Sun」1972年


名作と名高いアルバム
「トーキングブック」より。

比較的地味な曲ではありますが、
じんわり切なさがにじみ出る名曲です。

恋人は去っていった。
「太陽のせいだ
木々や風のせいだ
海のせいだ…

でも結局心は僕を責める」


うわあ切ねえ。

70年代のスティーヴィー・ワンダーの作品はハズレなしなので、
ぜひ聴いてみてくださいね。
トーキング・ブック/スティーヴィー・ワンダー

¥1,851
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マイケル・ジャクソン「She's out of My Life」1979年


以前別の回でもご紹介した、
名作アルバム「オフ・ザ・ウォール」より。

彼女は僕の世界から消えた。

泣いていいのか笑っていいのかわからない
生きるべきか死ぬべきかわからない
ナイフのように僕の心を切り裂く
彼女は僕の世界から消えた


うわあ切ねえ。

マイケルは歌に感情移入しやすいそうで、
この曲のレコーディング時には
何度録っても最後には泣いてしまったそうです。

実際聴いてみても曲の終わりには
彼の声が震えているのが分かります。

もうそれでもらい泣きですよ。
オフ・ザ・ウォール/マイケル・ジャクソン

¥1,890
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エルヴィス・コステロ&バート・バカラック
「Painted from Memory」
1998年


こちらも以前ご紹介した
イギリスを代表するミュージシャンの一人、エルヴィス・コステロと
世紀の大作曲家、バート・バカラックとのコラボレーションアルバムより。

直訳して「記憶から描く」。

そう、別れた恋人を想って
記憶を頼りにその姿を
描き出そうとしてみるけれど
やっぱりうまくいかない。

彼女は去って行った
それを認めなきゃいけない
もう失ってしまったんだ

でもまだ切り替えることができない
あの笑顔はもう他の誰かに向けられているのに


うわあ切ねえ。

やはりエルヴィス・コステロは作詞家としても凄い。
こんな感じの詞をもっと書きたいな。

切ないうたがぎっしりなこのアルバム。おすすめです。
ペインテッド・フロム・メモリー/エルヴィス・コステロ・ウィズ・バート・バカラック

¥2,037
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僕もこんな感じのせつない曲を歌ってます。
聴いてくれたら肩が外れるほどうれしいです。
キャリアの長いアーティストの作品の中から
「初めて聴いてもピンとくる」という基準で
僕の独断で選んだものをご紹介するこのエントリ。
今回はXTC編です。

XTC、英国が誇るポップミュージックの至宝
知らない人も多いんじゃないでしょうか。
ヒット曲もさほどない為、語られることも少ないですが
いや本当に最高なんですよ彼らは。

パンクの時代に生まれながらも
他のバンドとはちょっと違うヘンテコさ
口ずさんでしまいたくなるポップなメロディ
現在でも彼らの影響を口にするアーティストは後を絶ちません。

今回はそんな彼の作品の中から特徴的な作品を3つセレクト。
お好みに合わせてどうぞ。


パンチが効いたバンドサウンドがお好みなら
「ドラムス・アンド・ワイヤーズ」1979年
ドラムス・アンド・ワイアーズ(紙ジャケット仕様)/XTC

¥2,621
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彼らの3枚目のアルバム。
初期のパンクの香りを残しながらも独自の
へんてこなポップセンスが開花、頭からおしりまで
個性的なXTCワールドが堪能できます。

フロントマンのアンディ・パートリッジの
ステージ恐怖症のために
のちにライブをやらなくなってしまう彼らですが、
このころはガンガンツアーをやっており、
どの曲もライブ映えするものばかり
一度生で聴いてみたかった!

この曲がヒットして、商業的にも乗ってる時期です。


トッド・ラングレンのプロデュース。アルバムの完成度ではコレ
「スカイラーキング」1986年
スカイラーキング(紙ジャケット仕様)/XTC

¥2,621
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「XTCの代表作は?」
という質問の答えとして、最もあげられる作品がこれ(通算7枚目)。
アメリカの天才アーティスト、トッドラングレンと作り上げた傑作。

明確なコンセプトがあるわけではないけれど、
1枚を通して統一された世界観があって
とっても聞きやすいんです。


ただアンディとトッドのそりが全く合わず
レコーディング中の空気は最悪だったそうです。

本来のこのアルバムには入っていない↓の曲(シングルB面)が
ヒットしたために現在はボーナストラックとして収録。
宗教に対する疑問を投げかけた衝撃的な詞の内容を持つこの曲で
やや落ち込みがちだったセールスが盛り返します。


曲の完成度の高さはぴか一。メロディ重視ならこちら
「ノンサッチ」1992年
ノンサッチ(紙ジャケット仕様)/XTC

¥2,621
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全17曲入りの10作目、最も曲数の多いアルバムです。
今までに比べ若干ひねくれた要素が減って、
素直なメロディラインの曲が増えてます。

変化球に定評のある選手の直球勝負という感じでしょうか。

なのでファンの間でも評価は分かれていますが、
最初の1枚で先入観無しで聴けば
最高に素敵な曲が詰まった魅力的なアルバムだと思います

92年の作品なので初めからCDで出ており、初版のものなら
中古屋さんに行くとたまーに安く売ってたりします。
だまされたと思ってぜひ聴いてみてくださいね。

この曲はプロモーションビデオも気合が入ってます。



ビートルズを生んだ国、イギリス。
彼らの登場以降、「その次」を目指して数々のグループがデビューしました。
その中でもアメリカ発のビーチボーイズの影響による華やかなハーモニー
も加わった、独自の「ハーモニーポップス」は、
現在でも根強いファンが多く、
大したヒットが出せなかったグループでもCD化されています。

というわけで
今回はそんな60年代英国ハーモニーポップスから
僕の基準で名曲を3つご紹介。


ザ・モンタナス「You've Got to Be Loved」1967年


現在でもほとんど情報がない謎のグループ、モンタナス。
1965年から69年まで活動していましたが、
目立ったヒットは出せずじまいでした。

ただし名プロデューサー、トニー・ハッチ
プロデュースしてるだけあって作品は完璧。
なぜこれが売れなかったんだ!

ただ、アメリカでは結構いい反応があったという記録もあるらしいので、
活動拠点をアメリカに移す勇気があれば、
また違った結果が出たんじゃないかって気がします。


ハーモニーグラス「MOVE IN A LITTLE CLOSER BABY」1968年


知る人ぞ知るイギリスのポップ職人、
トニー・リヴァースさん率いるハーモニーグラス。
こちらは唯一のヒット曲(イギリスのチャートで最高22位)。

いやあ甘酸っぱいですなあ。
おいちゃんこういうの大好物なんです。

そんな彼ら、アルバム1枚出すくらいの人気はあったんですが、
以降はあまりあまりぱっとせず…イギリスの人って厳しいなあ。

その後もトニーさんは裏方として音楽にかかわり、
数々の素敵なポップスを発信してくれています。

This Is Us/Harmony Grass

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ジ・シンボルズ「Do I Love You」1968年


こちらもなかなか情報の少ないグループ。
最高位でも全英25位とあまりいい結果を出せませんでした。
ただリリースとしてはアルバム1枚とシングル7枚
おぉ、結構出してますね。
この曲はそんな彼らが出した7枚目のシングル。
前の2組に比べ歯切れの良い歌声が特徴。

残念ながらこちらもヒットせず、
レコード会社との契約が終了。
その後も活動は続けますが、結局ぱっとせず解散。

今回ご紹介してるのはこんな感じばかりですね
全然売れてないのが不思議。こんなに素敵なのになぁ。


アルバムジャケットは何とも言い難いですが中身は素敵です。
ベスト・パート・オブ・ザ・シンボルズ(紙ジャケット仕様)/シンボルズ

¥2,808
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僕のバンドも新曲をアップしてます。
ぜひ聴いてやってください。

キャリアのあるアーティストには時代によって
人気の浮き沈みは必ずあるもの。

その度に飽きられないような試行錯誤
繰り返していくのですが、ときにはファンから
「うわぁ、それはあかん」
とどん引かれることも。

今回はそんな
ミュージシャンの失敗作
をとりあげてみました。

なぜか80年代に集中してしまいましたが、
目まぐるしくブームが移り変わって難しい時代だったんでしょうね。

ただ、「失敗」とは言っても決して聴く価値がない
という意味ではありません。
むしろ、そのアーティストの考える「ポップ感」が垣間見れる
貴重な作品だと思います。
最初の1枚としてはお勧めしませんが…。

ポール・マッカートニー「Press to Play」1986年
プレス・トゥ・プレイ/ポール・マッカートニー

¥1,835
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大ヒットを連発、世界的地位を揺るぎないものにしていた
ポールも当時44歳。
ややレコードセールスも落ち着き始めます。

サウンド・録音技術の発達もあり、ポピュラー音楽の主流は
ピコピコドタバタしたデジタルミュージック

そんな時代のムードを察知して、
人気プロデューサーを迎え、サウンドもこれまでとは大胆に変えました。

いやあ、つらい。
時代を追いかけてる感がありありと感じられ、
ポールの卓越したメロディセンスがかなり殺されてる印象。
ただ曲そのものは悪くないものも多く、
今の感覚でリメイクしたらもっといいものができるじゃないかな。

先日来日公演を終えたばかりのポールですが、
このアルバムから演奏してくれるんであれば
いくらチケット高くても行っちゃうなぁ。

ポール「それでは次の曲、『Only Love Remains』!!」
僕「うわあああああああああああああああああ!!!!」


ザ・クラッシュ「Cut the Crap」1985年
カット・ザ・クラップ/ザ・クラッシュ

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激動のパンクの時代を最前線で駆け抜けたクラッシュ。
ビッグになるにつれ増えるストレスでメンバーの関係はぎくしゃく、
このままではバンドはダメになってしまう…ということで
ドラッグ中毒だったドラマー(トッパー・ヒードン)
ルーズだったギタリスト(ミック・ジョーンズ)
を立て続けにクビ、新たに若手メンバー3人を加え再スタート。

いやあ、つらい。
ドタバタしたデジタルドラムの音と
サッカーのフーリガンのような野太いコーラス

何より音楽的なセンス抜群だったミック・ジョーンズの脱退
曲そのものの力が弱まっている感じがします。

さらに言えばCDについてる解説書が
全く本編の内容に触れてない
という異常事態。

実際ボーカルのジョー・ストラマーもこの作品を失敗作と認め
なかったものにしたがってたそうです。

いや、でも中にはキラリと光るものもあるんですよ。これとか。



エルヴィス・コステロ「Goodbye Cruel World」1984年
グッバイ・クルエル・ワールド/エルヴィス・コステロ

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エルヴィス・コステロはその知名度の割に
ヒットチャートでは苦戦することが多く、
前作から売れ線プロデューサーにプロデュースを依頼、
その華やかなサウンドのおかげで若干チャートが上昇しました。
さぁ、ここからが勝負!
ところがエルヴィスはこの時私生活がボロボロ
奥さんとの離婚が秒読みという状況だったそうです。

当然作る曲にも影響を及ぼし、
なんだか暗ーい曲ばかりに。
それをきらびやかな売れ線サウンドでコーティング
したのがこの作品。

いやあ、つらい。
決して曲は悪くないけれどこのチグハグな感じ。
空元気なバックと悲痛なヴォーカルが相まって、聴いてて
「苦しいんだねエルヴィス」と切なくなります。

しかしただでは転ばないのが天才。
この後名作「キング・オブ・アメリカ」を発表、
私生活はともかく、充実した作品を連発していきます。

お勧めはこの曲。このプロモは桑田佳祐さんが真似してましたね。