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ジュニチエガワのブログ ~おなかへったーず~

歌う・作る・働く。シンガーソングライティングサラリーマンです。
ぐだぐだ語ります。

キャリアの長いアーティストの作品の中から
「初めて聴いてもピンとくる」という基準で
僕の独断で選んだものをご紹介するこのエントリ。
今回はラモーンズ編です。

70年代半ばのアメリカに突如現れた、
皮ジャンとジーンズに身を包んだバンド、ラモーンズ

結成当初のライブはそれはもうひどかったそうです。
演奏はひどさはもちろん、ライブ中に曲順について
メンバー間で揉めはじめ、あげくに怒ってステージを降りてしまったり。

そんな彼らのステージは瞬く間に話題となり
あれよあれよとメジャーデビュー。
その熱気は海を越えイギリスの若者たちに伝わり、

パンクという新たなジャンルの始祖のひとつとなりました。

今回はそんな彼らの作品の中から
僕の好みで作品を3つセレクト。
イヤホン、カーステなどで爆音でどうぞ。


問答無用の傑作!パンクの元祖で最終形。
「ラモーンズの激情」1976年
ラモーンズの激情/ラモーンズ

¥1,419
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記念すべきファーストアルバム。
恐るべきはその曲の完成度。とにかくシンプルでキャッチー
詞も非常に単純明快
そして演奏も何のひねりもない直球勝負
収録曲のほとんどがその後も歌われていくような
いい曲ばかり。

また録音状態もその後の作品に比べよくない為、
音の印象はモコモコっとした感じ。
それがむしろ悪い奴らっぽさを引き立てて好印象。

ジャケットもまた最高。引き伸ばして部屋に飾りたい!



チープな音にむしろ凶暴さを感じます。最強。

 

勢いはそのまま、音のクオリティははるかにUP!
「ロケット・トゥ・ロシア」1977年
ロケット・トゥ・ロシア/ラモーンズ

¥1,419
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ファーストとよく似たジャケットで間違えやすいですが
こちらは3作目のアルバム。

ライブを重ねて格段に演奏の安定感アップ。
そしてレコーディング技術も向上してよりパワフルに。
初めて聴いても1作目よりすんなり受け入れられるかも。
(その分衝撃度ではやや劣るかも…)

もちろん曲も安心の高クオリティ。
ライブ定番の名曲てんこもり。
おすすめっていうか、聴かないと損だと思います。


映画「ロックンロール・ハイスクール」より。最強。



やっぱりラモーンズはライブ。現時点でのベストチョイスはコレ。
「NYC1978」2003年
LIVE IN NYC1978/ラモーンズ

¥2,592
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ライブアルバムはいくつか出ていますが、
中でも最も有名なのは78年のライブを収めた
LP2枚組「It's Alive」
しかしなぜか廃盤が長く続いており、
手軽な入手は難しい状況。

そこでおすすめするのはその1週間後に行われた
ライブを収めたこちらの作品。
内容としては全く遜色ありません。
もともと放送を目的とした録音なので、
ばっちり綺麗に録れています。
短い曲をマシンガンのように畳みかけるステージはまさに圧巻

輸入盤はタイトル、ジャケ違いです。
こだわりがなければこっちの方がお求めやすい価格。↓
Live, January 7, 1978 at the../Ramones

¥1,740
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会場は違いますが同じ年のライブより。最強。


ノーマン・シーフさんってご存知でしょうか。
南アフリカ、ヨハネスブルグ出身の写真家で、
主にロックミュージシャンを撮った作品が有名な方です。
もちろんアルバムジャケットの撮影も数多く行っています。

モノクロ、セピア色の写真が中心で、
とにかく被写体となる人の「自然体な表情」にこだわってます。

不思議とノーマンさん撮影のジャケットだと
アルバムの内容が凄くいいことが多く、
よく知らないミュージシャンのアルバムをジャケ買いする
「ノーマン・シーフファン」も多いそうです。

今回は僕の所有しているものから、
ノーマンさん撮影の素敵なアルバムジャケットに包まれた
素敵なアルバムをご紹介。
できればレコード盤で買って
でーんと飾りたいですね。


ジョニ・ミッチェル「逃避行」1976年
逃避行/ジョニ・ミッチェル

¥1,512
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ジョニ・ミッチェルの超名盤、「逃避行」。
凛々しいけれど、
どこか他ごとを考えていそうな
ミステリアスなジョニの表情。

アルバム全体の雰囲気を見事に表現した写真。

アルバムの内容も実にミステリアス。
ジョニしか作れないような
なんとも掴みどころのないメロディ。

なのにしっかり心に残ってしまう。
まさしく名盤。おすすめ!


アルバムの雰囲気をもっともよく表している1曲。冷たい浮遊感。



ボビー・ウォマック「ポエット」1981年
Poet/Bobby Womack

¥1,626
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「ラスト・ソウル・マン」ボビー・ウォマック。 

81年といえばディスコを端に発した、
洗練されたサウンドが全盛。
そこにあえて熱いソウルをぶつけた
ボビー渾身の一枚。

もちろん時代に合わせたスマートさも
しっかり備えてるからすごい。
つまり熱くてクール
ジャケットも一見クールな感じですが、
ボビーの熱く燃えるまなざしを見事に捉えています。

この作品は評論家、ファンから絶賛され、
『ポエットII』、『Someday We’ll All Be Free』(別名『ポエット Ⅲ』)
と続編的な作品が続き、
「ポエット3部作」として愛されています。

洗練されたバックにのせて熱く吠えるボビー。素敵です。



ジョーンズ・ガールズ「ジョーンズ・ガールズ」1979年
ジョーンズ・ガールズ(紙ジャケット仕様)/ジョーンズ・ガールズ

¥1,995
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実は僕もジョーンズ・ガールズについては
あんまりよく知らないんです。…すみません。
この作品については完全にジャケ買いです
しかし大当たり。

流麗なストリングスと引き締まったリズム隊に
跳ねるように軽やかな歌が乗って…素晴らしい。

まさにジャケット写真のようなはずんだ歌声。
ジャケを眺めながら聴いてると、
なんだか楽しくなってきます。

そんな感じでニヤニヤしていると
絶妙なタイミングで家族が部屋に入ってくるわけです。


イントロからキュートな名曲。

様々なアーティストの作品の中から
「初めて聴いてもピンとくる」という基準で
僕の独断で選んだものをご紹介するこのエントリ。
今回はバッド・フィンガー編です。

バッド・フィンガーはビートルズの設立したレコード会社、
「アップル」から1969年にデビュー。
ヒット曲をいくつか出すも、
レコード会社やマネージメントとのトラブルなどによって
チャンスを活かしきれず、最終的には
メンバーの自殺という最悪の幕切れをしてしまった
悲運のバンド。

しかし近年、廃盤になっていた作品のリイシューが進み、
悲しいエピソードから切り離した
純粋な音楽としての再評価が高まってきています。

今回はそんな彼らの作品の中から
僕の好みで作品を3つセレクト。
ぜひお試しください。


才能が花開いたセカンドアルバム。いい曲いっぱい。
「ノー・ダイス」1970年
ノー・ダイス/バッドフィンガー

¥2,674
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1枚目の「マジック・クリスチャン・ミュージック」
まだまだアマチュアっぽさの残る作りでしたが、
2作目の今作では見事な急成長を遂げます。

後に様々なミュージシャンにカバーされることになる
名曲「ウィザウト・ユー」をはじめ、
楽曲のクオリティも比べ物にならないほど
高まっています。


挑発的な女性のジャケットもかっこいい!
LPや紙ジャケCDでは2つ折りになっていて、
広げるとまたえらいセクシーになります。
ぜひこれはLPサイズで持っておきたいですね。
…いや、そういう意味ではなくてね。


歴史に残る名曲。これが彼らのオリジナルと知らない人も多いのでは。

 

混沌の中から生み出された、充実した作品。
「ストレート・アップ」1971年
ストレート・アップ/バッドフィンガー

¥2,674
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「ノー・ダイス」の翌年にリリースされた3作目。
前作のクオリティをしっかり維持して、甲乙つけがたい仕上がり
ただリリースまでには色んなごたごたが。

バンド「レコーディング完了!」
レコード会社「これじゃダメ」
バンド「!!?」
ジョージ・ハリスン「手が空いたから録り直しとか手伝うよ」
バンド「ありがとう!!」
4曲録音後…
ジョージ・ハリスン「ごめん、大事な用事が出来ちゃった!」
バンド「ええええ!?」
トッド・ラングレン「じゃあ僕が代わりに」

こんな感じだったみたい。
つまりアルバム収録曲12曲のうち
ジョージ・ハリスンプロデュースが4曲
トッド・ラングレンプロデュースが8曲

と、なんだかちぐはぐな感じに。

結果としては素晴らしい作品が出来ましたが、
彼らの中ではレコード会社への不満や疲労感が
募っていくことになります。


この曲が大好き。朝の光に包まれるような優しさ。全米4位!



邦題はアレだけど、つんのめった勢いのあるアルバム。
「素敵な君」1974年
素敵な君/バッドフィンガー

¥2,516
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レコード会社を移籍しての第二弾、
通算で6枚目のアルバム。
そして最後の作品。
(数年後再結成しますがまたそれは別の話)

当時彼らはツアーの連続で、
ニューアルバム用の新曲が足りなかったそう。
そこでメンバーそれぞれが持ち寄った
未完成曲をくっつけてメドレーにするなど、
かなり苦労した跡が見られます。

それでもさすがバッド・フィンガー、
素晴らしいクオリティに仕上げてくれました。

しかしセールスはあまり伸びず、
メンバー間はぎくしゃく。それに加え、
マネージャーの不透明なお金の処理によって
レコード会社からバンド共々訴えられる事態が発生。
そして…。

残された作品を聴いていると、つくづく惜しまれます。


この曲が僕のお気に入り。爽快感満点。
去年の秋にこんな記事を書きました。↓

A面しかいらない時代|ジュニチエガワのブログ ~おなかへったーず~


読むのめんどくせえ方の為に要約すると、
・音楽業界がどんどんしぼんでいる。
・シングルCD買うくらいならメインの曲だけダウンロード
 する方が合理的
・むしろYOUTUBEでよくね?って感じになってる

みたいなことなんですが、
あれから約1年、
歌い手と聞き手の逆転
が顕著になってるような気がします。

つまり
「聴いてほしい」ひとが
「聴きたい」ひとより多いってこと。
リスナー人口は減って、
ミュージシャンは減ってない。
供給過剰状態でいわばリスナー争奪戦ですね。

特にCD黄金時代を支えた30~40代のリスナー層
家庭や仕事などで新しい音楽に触れる事が少なくなってるのが
顕著に感じられます。
ということで今回のタイトルにつながるわけです。

なのでミュージシャンが
「アーティスト」できた時代はもう終わり、
これからはみんな演歌歌手のような
活動スタイルになるんじゃないでしょうか。

そんな中僕のようなインディーズに何ができるのか。
まだ答えは見えないけれど、
曲を作るのがライフワークな僕なので、
どんな時代になろうとも作り続けるでしょうね。

…でも再生数0は寂しいから、
業者にお願いしてちょっとカウント増やしたりしてね。



僕の大好きな季節。
春は花粉症、
夏は夏バテ、
冬は乾燥肌

の僕にとっては唯一の心安らぐ季節。

そして芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋…
なにをするにも最適な季節。

今回はそんな美しい季節にピッタリな
心温まる作品を僕の好みで3つセレクト。
秋の夜長のお供にいかがでしょうか。


ヘタウマな歌がまた味わい深い。
サンダークラップ・ニューマン「ハリウッド・ドリーム」1970年
ハリウッド・ドリーム/サンダークラップ・ニューマン

¥2,700
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スピーディ・キーンを中心とした3ピースバンドの唯一の作品。
スピーディさんは、あのイギリスを代表するバンド、
ザ・フーと関係が深く、
彼らに楽曲提供もしています。
それもあってこのアルバムのプロデュースは
ザ・フーのピート・タウンゼント

派手さはないけれど、ツボをしっかり押さえたポップさ。
へにゃへにゃな歌声には好みは分かれると思いますが、
聴いていく内にきっと心に馴染んでくるはず。
秋にピッタリなソフトな名盤です。

この後スピーディさんはソロに転向するも、
その才能に見合うような成功は掴めませんでした。
うーん、せちがらい。

シングルとして大ヒットした名曲。サポートも交えて大所帯。

 

田舎っぽさと洗練が共存する不思議なアルバム。
ロニー・レイン「エニィモア・フォー・エニィモア」1974年
エニィモア・フォー・エニィモア/ロニー・レイン&スリム・チャンス

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スモールフェイセスフェイセス
人気バンドのベーシストとして、
常に第一線で活躍してきたロニー・レイン
ただその溢れ出す才能から、
脇役に甘んじていられなくなり、
自身の理想のバックバンドを結成し、満を持してソロ活動を開始。
こちらがそのファーストアルバム。

ジャケットのセピア色そのままの世界。
フォーキーで、とっても素朴な印象でありながら、
それでいてアレンジは緻密で洗練されたもの。
やはり生粋のロンドンうまれのモッズ、
さりげないスマートさが出てますね。

このアルバムに限らず、彼の作品はみな素晴らしいものばかり。
ただ廃盤が多く、手軽に手に入れにくいのが現状。
ぜひとも再評価を!
このブログでもそのうち特集します。

シンプルだけど印象的な曲。ビデオにはフェイセスのメンバーも出演。



気負わないあたたかなサウンド。
キャロル・キング「ミュージック」1971年
ミュージック/キャロル・キング

¥1,836
Amazon.co.jp

女性シンガーソングライターの先駆け、
キャロル・キング

前作「つづれおり」が爆発的大ヒット、
周囲から更なる大ヒットを期待された中、
キャロルが発表したのは
実に穏やかな印象のこのアルバム。

やはり地味だったのか、セールスとしては
前作には及びませんでしたが、
素直に口ずさめるメロディに溢れた
ファンからは今なお愛される名作です。

当時妊娠していたそうで、
ジャケットではピアノでお腹を隠しています。
きっとゆったりとした曲調が多いのも
それが影響しているのかもしれません。


らららー、らーらららー。理屈じゃなくて、ただいい歌です。