福島産米全数・全袋検査の測定誤差は75ベクレル以上 | 弥勒菩薩からのメッセージin沖縄

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1kgあたり74ベクレルまでの福島産米が、全国に流通されました!!

 

福島産米全数・全袋検査の測定誤差は75ベクレル以上
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2051.html
2017/01/09(月) 18:21:06 めげ猫「タマ」の日記


福島県が実施した2016年度産米の詳細検査では50点全てが検出下限値未満(ほほ0)となったそうです(1)。詳細検査はスクリーニングレベルを超えた物に対し実施されますが(2)、検査映像(3)を見ると1キログラム当たり74ベクレルで、75ベクレル以上の物が詳細検査に回ることになります。スクリーニング検査で75以上の物が詳細検査「0」(検出限界未満)なったったので、測定誤差は少なくとも1キログラム当たり75ベクレル以上あります。

 福島原発事故で福島は汚染されした。


 ※1(4)の数値データを元に(5)に示す手法で1月1日時点に換算
 ※2 避難区域は(6)による
 図-1 郡山市といわき市

 図に示す通り事故から5年10ヶ月が経ちましたが、福島では国が除染が必要だとする毎時0.23マイクロシーベルトを超(7)えた地域が広がっています。福島県は福島産米の全数・全袋検査を実施しています(3)。この数量を見れば福島産米の市町村別の生産量をしることができます。以下に示します(8)。

 1位 郡山市  約130万件
 2位 喜多方市  約85万件
 3位 須賀川市  約79万件
 4位 会津若松市 約74万件
 5位 白河市   約56万件
 6位 いわき市  約50万件

福島県郡山市がトップです。図―1に示す様に郡山市は除染必要な範囲が広がってします。郡山市の葬式
福島県郡山市の人口動態から各年3月から11月までの葬式(死者数)集計したら
  事故前年(2011年3月から11月) 2,130人
  事故6年目(2016年3月から11月)2,369人
で11.2%増えていました。偶然に起こる確率を計算したら0.04%なので偶然とは言えません。同じ福島県内で米の生産が少なく汚染も郡山市に比べてマシないわき市の人口動態を集計すると
  事故前年(2011年3月から11月) 2,672人
  事故6年目(2016年3月から11月)2,772人
で2.9%増えていますが、偶然に起こる確率を計算すると9%で、統計的な差(有意差)があるとされる5%を超えているので「偶然」といって構いません(9)。福島のお米は汚染され葬式が増えた場所で作られいます。

 それでも、福島県は福島産米は「安全」とのテレビCMを流していました(10)。根拠となっているのが「全数・袋検査」です(2)。この検査は2段階構成で初段のスクリーニング検査でスクリーニングレベル以下なら「安全」とされ出荷され、超えた場合は詳細検査を実施ます(2)。だたしスクリーニグ検査は福島第一原発事故後に導入された検査であり(11)、精度の担保するには従前の詳細検査との比較データが必要です。ところが福島県の担当課のHP(12)にはスクリーニング検査の精度を担保するデータはありません。「精度」が気になります。

 検査映像(3)を見ると1キログラム当たり74ベクレルで、75ベクレル以上の物が詳細検査に回ることになります。


 ※(3)をキャプチャー
 図―3 福島産米の全数全袋検査のスクリーニングレベル

 福島県の地方の福島民報は2016年度産米の詳細検査では50点全てが検出下限値未満(ほほ0)となっと報じました(1)。スクリーニング検査で1キログラム当たり75ベクレル以上の物が、従前の詳細検査では「0」です。スクリーニング検査で75以上の物が詳細検査「0」(検出限界未満)なったったので、測定誤差は少なくとも1キログラム当たり75ベクレル以上あります。現行の基準値は1キログラム当たり100ベクレルですので(13)、極めて大きな誤差です。

 福島産米は精度が担保されていない「全数・全袋検査」で「安全」とされ出荷されます。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。

 全数・全袋検査は「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」に準拠する検査です(11)。これによるとスクリーニングレベルは1キログラム当たり50ベクレルとされています(14)。これを福島県は図―3に示す様に75ベクレルで運用しています。これだけでも十分に怪しい検査です。福島の皆様は不安だと思います。

 福島県もイチゴ生産は盛んだそうです(15)。福島県若松市ではイチゴが狩りが楽しめます(16)。福島・会津のイチゴは身の詰まったしっかりした食感で、食べると果汁が溢れるそうです(17)。福島県は福島産イチゴは「安全」だと主張しています(18)。でも、福島県会津若松市のスーパーのチラシには福島産イチゴはありません。


 ※(19)を引用
 図―4 福島産イチゴが無い福島県会津若松市のスーパーのチラシ

 当然の結果です。(=^・^=)も福島県会津若松市の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

 

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)全て基準下回る 28年産県産米 全量全袋検査 昨年末現在 | 東日本大震災 | 福島民報
(2)全量全袋検査の流れや測定機器 - 福島県ホームページ
(3)検査体制について | ふくしま 新発売。
(4)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会中の「福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(平成27年9月12日~11月4日測定) 平成28年02月02日 (KMZ, CSV)」
(5)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線
(6)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(7)国(環境省)が示す毎時0.23マイクロシーベルトの算出根拠|東京都環境局 その他について
(8)ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
(9)めげ猫「タマ」の日記 農業が盛んな福島県郡山市の葬式は11.2%増、いわきは別
(10)TVCM ふくしまプライド。 安全安心「お米」篇 | ふくしま 新発売。
(11)全量全袋検査 - Wikipedia
(12)水田畑作課 - 福島県ホームページ
(13)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(14)食品中の放射性セシウムスクリーニング法の一部改正について |報道発表資料|厚生労働省
(15)福島県オリジナル品種「ふくはる香」をお見逃し無く! | ふくしま 新発売。
(16)フルーツランド北会津
(17)いちご | JA会津よつば
(18)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(19)アピタ会津若松店│「イイこと、プラス。」 アピタ・ピアゴ

 


 スクリーニングレベル(基準値の1/2 以上)の測定値の分布の99%上限が基準値で得ら
れる測定値未満であることを確認する。測定値の分布の99%上限の求め方としては、以下
の方法が考えられるが、統計的に正しい他の手法を用いても良い。
1)測定のくりかえしによる方法
スクリーニングレベルにおける測定をくり返し、測定値の平均と標準偏差から以下の式
により99%上限を求める。測定は実際の試料測定と同じ条件で、測定の変動に影響する要
因をできるかぎり含めて行う。くり返し数は5 以上とする。バックグラウンドが低く抑え
られ、測定下限値が確保されているならば、機器の製造者がスクリーニングレベルを機器
性能として保証することが可能である。
測定値の分布の99%上限= 式3式3
m 測定値の平均値
s 測定値の標準偏差
k 測定数
tk-1,0.01 自由度k-1、片側危険率1%のt値
2)回帰直線の予測区間による方法
放射性セシウム濃度が0-100 Bq/kg の範囲の試料を複数測定し、回帰直線の99%予測区
間の上限を求める。
回帰直線の予測区間の99%上限=
式4
m 回帰直線から予想される濃度x における測定値
Ve 回帰直線の誤差分散
n 回帰に使用したデータの数
x 放射性セシウム濃度
x 回帰に用いた放射性セシウム濃度の平均
xx S 回帰に用いた放射性セシウム濃度の平方和
計数率から放射能濃度への換算
正味計数率(測定試料とバックグラウンドの計数率の差)、機器換算係数、試料重量から
計算する。

式5 式5
nb:バックグラウンドの計数率 cps
ns:試料の計数率cps
K:機器換算係数 Bq /cps
W:試料の重量 kg
C:放射性セシウムの濃度Bq/kg
スクリーニング法では、試料重量が一定であれば、計数率でも結果が判定できるので、
計数率から放射能濃度への換算は必須ではない。