フランスのプロ用市場であるランジスでは、4月下旬あたりから5月末まで芍薬が出荷されます。






芍薬はPivoine (ピヴォワンヌ)と呼ばれ、とても人気のある花です。

開花した大輪の花姿の美しさはもちろん、肌寒い4月と初夏である6月の狭間に登場する芍薬は、季節の切り替わりをはっきりと感じさせてくれ、陽の長さを感じながら、その先にあるバカンスに思いを馳せたり、何か気持ちを明るくしてくれるチカラのある花。

5月最終日曜日の母の日の花贈りには、芍薬か薔薇のブケ、あるいは両方をミックスしたたっぷりとしたブケが好まれます。






さてさて、
芍薬に混じって、少量の牡丹もお目見えします。

日本語では芍薬、牡丹は全く別の名称ですが、こちらでは一般的にPivoineと呼ばれています。

よほど庭木に詳しい方で無い限り、芍薬も牡丹も単にPivoineだと思っているパリジャンがほとんどではないかと推察。


実際は、
芍薬は宿根草。

牡丹はPivoine Arbustiveが正式名称。
Arbustive とは低木を意味します。



芍薬→草

牡丹→木



わかりやすい見分け方として、
葉で判断できます。


芍薬


牡丹




ランジスで見る限り、

芍薬が各種流通しているなか、牡丹は一、二種程度が出るか出ないかな印象。



そのような流通事情から、街のフルーリストやマルシェで見るのは芍薬がほとんどで、牡丹に出会える機会はグッと確率が減ると思われます。



今週木曜日のランジスには、上画像のような淡い黄色の牡丹が一種出ていました。