今日は入試問題の演習と解説を行いました。
先週に続いて早稲田中の問題となります。
今までの入試問題では、本文にたくさんの情報があり、そのどこを使って設問の根拠とするのかということをしつつ、文章全体を見比べていきながら、妥当な解答を求めていくという特徴があったかと思いますが、今回の問題では、本文中にヒントとなる情報が多くなく、行間を補っていきながら矛盾のない解答を作っていくという特徴があったかと思います。
選択肢についても記述についてもそうですが、こう答えたい!→でもこう答えると本文のこことぶつかる→ではどうするべきか
というチェックが大切だということを学ぶにはいい教材なのではないかと思い、しばらく同校の問題を続けていこうと思っています。
やはり、こう答えたい→解答用紙書き書き
となってしまうと、当たったり外したりということになって、安定しなくなってしまいますので、自分の解答が減点される可能性について一度立ち止まって考えてみてから解答に移るということをやっていくクセをつけていきましょう。
この検討のために止まるというのは、当然みんながやっていて、当たり前にやるべきことであると思われがちですが、案外難しいものでどうしても希望的観測でエイって答えを出してしまうということはあるかと思います。
そこについて意識的であると、余計な失点が減っていってライバルとの差も縮まったり、また、広げることができたりするかと思います。