6月23日 8期生小6国語 | ジャングルジムブログ

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今日は入試問題の演習と解説を行いました。

 

今日は初めて早稲田の問題を選びました。

 

合不合ではどうしても問題数と文章量が多く、処理力勝負になってしまいがちなのに対し、入試は量こそ模試ほどではないにしても表面的な理解であったり、少しの見落としが大きな減点となるという違いが一般的にはあるかと思います。

 

ただ、いくら入試が時間はそこまで怖くないとはいえやっている学校が海城や豊島岡や本郷となると、生徒によってはじっくり解く時間がないかもしれません。

そこで時間の制約からはひとまず逃れて、じっくり問題に向き合うことを全員にやってもらいたいと思い、比較的文量と設問が多くない同校をチョイスしたということとなります。

 

これは偶然だったのですが、また物語文の出典が一部被り、初読者の多くが苦戦したであろう大きな前提の読み取り(主人公の妹が他人の転生である)がクリアーされた状態だったのでさらに時間を気にせず問題に向き合えるのではと思っていました。

 

既読の文章が出ていたという影響が大きかったとは思いますが、多くの生徒が受験者や合格者の平均点を超えられていたのでそこは良かったのかと思います。

 

ただ、解説をしてみるとかなり恐ろしい気持ちとなり

・抜き出しと指定されていないのに解答らんの大きさから勝手に抜き出しだと判断し、意味があまり通らない言葉を強引に抜き出して解答している(少し言い換えれば模範解答となるものでした)

 

・指定の語句を使用せずに記述を書いている

 

・抜き出しの指定の範囲外で解答を書いている

 

・本文中に用いられている語句の転記ミスであったりひらがな表記

 

解答用紙に文末が書かれていることから、文末の間違いは1回も見ずに済みましたが、本番だったらかなり悔いが残りそうな上記の単純な失敗を複数人がやっているのを見ると、自分の指導力が不足していることを実感し悲しくなりました。

 

やらかした当人たちはそこまで気にしていないようですが、この手の事故はなるべく早いうちにクラスとしてゼロにしていかないとと痛感しました。

 

どうやれば、そうなるかは正直いってわかりません。

設問に線を引くといったことや、1回設問の条件を余分に読む、演習に慣れるということなどが挙げられるかと思いますが、これはもう気をつけて解いてねということしかできないのではないかと思います。

 

気をつけて解いてね。