JR中央線国立駅より徒歩15分のところにあります、桐朋中学校の塾対象説明会に参加してまいりました。
はじめに学校長の原口先生より【桐朋教育の目指すもの】というテーマで、桐朋異才in桐朋祭という内容のお話がありました。
①模擬国連
一次先行を勝ち抜いた60組120人で行われた全国大会で最優秀賞受賞、日本代表として世界大会へ。
模擬国連に向け、校内で仲間を集って模擬国連をシミュレートした「模擬模擬国連」を重ね、対策を練ったとのこと。
②高2修学旅行
クラスごとに話し合い、行き先を決めて行っています。
高松から琴平までの「とこでん」の車両をクラスで貸し切るなどのサプライズも行われ委員による電車アナウンスもありました。
③高校生未来会議 2016年〜
都道府県代表の高校生が未来を見据えた政策等を社会や政治家に提言する実践型のプランコンテスト。
④全国生徒会大会 2013〜
生徒会活動に関して意見交換や討論を行う全国規模の生徒会交流イベント
「学外の活動の取り組んでいる先輩の姿に刺激され、自分も関わるようになった」
⑤鳥の研究
中1〜高3スタート時、みや林での撮影日数1203日、撮影した鳥の写真25000枚以上。
武蔵野の雑木林があり鳥の観察ができる環境に惹かれて入学。
日本動物学会・日本鳥学会で研究成果を発表。「高校生」の部でともに表彰される。
⑥桐朋電子研
電子工作好きな中1生の発案で活動スタート。
廃材を活用してユーモア溢れる製品を生み出す物作り集団。
⑦桐朋学園同窓会
学問、スポーツ、文化にとどまらす自分で何かを成し遂げたいという意志を後押しするために、資金を給付するかたちでの支援。
給付対象者は最大10名程度、給付金は最大30万円。
電子研・・・「ROBO-ONE」コンテストに向け3Dプリンターを購入
鳥の研究・・・観測精度向上に向け生態写真撮影の機材を購入
続いて、入試広報部長の川村先生より今年度の入試についてと進路指導についてお話がありました。
まず、入試について2024年度入試は2023年度入試から大きな変更はなく、また2025年入試も大きな変更はないとのことです。
そのあとは各教科についての講評となりました。
各教科の基本的な出題方針は次の通りです。
「国語」
さまざまな立場の人の思いや考え方を読みとり受けとめながら、考えを深められる力
現代社会への認識や幅広い教養を支えとしながら、ものごとを主体的にとらえる力
ことばによって自分の体験をとらえ直し、自分のことばで伝え合いのできる力
「算数」
自ら考え、試行錯誤を行い、失敗を恐れず挑戦する。
いわゆる典型問題だけでなく、初めて見るであろう設定の問題を、小問を通じて様々試行錯誤できるように工夫して出題した。
「理科」
身近な問題、科学的に興味深いものなどと、学んできたものとの関連から考えを深めていける生徒。
理解したことを的確に表現できること、仲間と科学的な議論ができるように学び続ける生徒。
「社会」
社会的な出来事を様々な視点から捉えて自分で考えることのできる生徒
歴史認識や時代認識をしっかりと持てていることも
次は入試結果です。
今年は2回目が応募者数・受験者数ともに上昇しました。
粘り強く1日・2日の両方を受験した122人(2日の受験者数)のうち2回目で合格した「復活合格」の受験者が5人いました。
最後は進路指導についてです。
合格体験率(68%)・現役進学率(55%)は近年増加傾向です。
指定校推薦による進学者も早慶を中心に一定数います。