5月17日 成蹊中学校 入試報告会 | ジャングルジムブログ

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今日は成蹊中学校の「教育関係者対象 入試報告会」に参加して来ました。

前回お邪魔したのは2019年ですから実に4年ぶりという事ですが、コロナ禍で何かが止まってしまっていたかのようで月日の流れはあまり実感できませんでした。

 

過去の説明会についての記事はこちらのリンクよりご覧ください。

2019年5月16日

2018年5月17日

2017年5月18日

 

 

 

 

会は定刻午前10時30分に開始され、初めに中学・高等学校校長の仙田直人先生が「校長挨拶 成蹊の探求学習の取り組みと国際理解教育の方向性」というテーマで約25分話されました。

 

 

学校案内に掲載されている「建学の精神」とその実現のための「教育目標」に基づいて、成蹊での学びから「0 to 1」の発想を持つ人材を創っていくことを目指しているとのことです。

その実現のために様々なプログラム、行事、企画等が用意されていますが、ひとつ一つに説得力がありこの学校の伝統と奥行きの深さを実感させるものでした。また生徒が中心となって主体的に進めていくものが多いことも大変印象に残りました。

 

 

仙田先生のお話は実に分かりやすくまた説得力に満ちたものでしたが、校長ブログを年に50本弱出されていること、さらに高2全員との生徒面談を実施しておられることを伺いバイタリティーに感服させられました。

 

 

続いて高等学校教頭の横井先生から「成蹊の進路指導・進路実績」についての説明が約10分ありました。

 

 

2023年度現役進学者数・割合は次の通りです。

国公立大学   23名(内東京大学3名)・・・7.1%

早慶上理    48名・・・・・・・・・・・14.8%

MARCH    37名・・・・・・・・・・・11.5%

医歯薬看      23名(内医学部8名)・・・・7.1%

成蹊内部推薦  108名・・・・・・・・・33.3%

 

 

次に入試部長坂井先生から「入試実施状況と来年度の予定」について10分ほどお話がありました。

 

 

2023年度入試から男女の募集人数が完全に同数となったことで注目が集まりました。

 

 

成蹊中学校の第2回入試で男子の合格最低点が女子のそれを上回るという驚きの現象が起こりました。

 

2021

     1回    2回

男子  190   184

女子  197   206

 差    7    22

 

2022

     1回    2回

男子  185   191

女子  204   221

 差   19    30

 

2023

     1回    2回

男子  199   211

女子  217   209

 差   18    ▲2

 

女子易化とまでは申せませんが、男子の難化は間違いないと思います。

 

2024年度の予定は

第1回 2月1日 男子約45名 女子約45名

第2回 2月4日 男子約20名 女子約20名

 

 

最後に「出題・採点担当者からの報告」ということで各教科の先生方からご説明がありました。

 

 

まずは国語から

 

 

 

次は社会です

 

 

理科です

 

 

成蹊の理科は「知識ではなく、リード文やグラフ・図から読み取る力を見る」問題です。

裏を返せば「リード文にヒントと答えがある」ということです。

 

最後は算数です。

 

 

各教科とも説明が大変分かりやすい上に、資料も大変分かりやすかったので、ほぼそのまま掲載させていただきました。