6月28日 巣鴨中学校 塾対象説明会 | ジャングルジムブログ

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埼玉県所沢市にあります中学受験専門塾ジャングルジムのブログとなります。

今日は東京都豊島区にあります巣鴨中学校の塾対象説明会に2名で参加してまいりました。

今日は電車の遅延によって、歩いていくにはギリギリの時間となってしまった関係から、向後先生と池袋からタクシーで直接現地に向かいました。

帰りは池袋まで歩いて帰りました。だいたい15分くらい歩けば着きます。

 

 

最初は学校長の堀内先生のご挨拶からでした。

巣鴨学園は1910年にできた「巣園学舎」をはじまりとし、硬教育(努力主義)による男子英才教育を実践して今日に至っています。

堀内先生の「どんな船でも漕ぎ続ければ必ず対岸に着く」という言葉から、創立100周年を超えた今日も自らの可能性を信じ努力し続けるという少年が持つべき基本姿勢は変わっていません。

 

次に、入試広報部部長の大山先生より教育方針と2020年入試についての説明がありました。

まず巣鴨は厳しいという印象について、“よく厳しいと言われるが実は厳しくない”という言葉からお話が始まりました。

創立から続く“硬教育”は、生徒たちに、少し難しいことをやらせていき、「やればできるはずだ!」→「やってみる」→「できた!」という手応えのあることが男子を成長させるという考え方に基づいています。

ここで、やってみる前から「自分には難しすぎるからできない…」と挑戦することをしようとしない生徒に対して決して放っておかずに徹底的に向き合わせることが世間でよく言われる“厳しい”というイメージにつながっているが、見逃さずにやるべきことをしっかりやる学校として理解して欲しいと大山先生はおっしゃっていました。

 

また、最上位生に対応したカリキュラムがある一方、つまずきかけた生徒に対しての手厚いフォローで塾の要らない学習環境を整備しています。男子教育一筋で100年を越す歴史のある学校の言葉には重みがあります。

 

具体的な教育の特徴として、数学教育と国際教育についてのお話がメインでした。

 

巣鴨では、算数・数学を“生徒の家庭環境や精神発達に関係なく論理的思考を見ることができる教科”として考え、算数入試を導入し、中3以降学期ごとに5クラス中1クラスを数学クラスとして設置することで最上位生に対応しています。

 

また国際教育としては、オンライン英会話を他校に先駆けていち早く導入し、独自のノウハウを築き上げています。

また、イギリスの名門校イートン校のサマースクールプログラムがあり、首都圏の学校からイートン校のサマースクールに参加できる学校は巣鴨と学習院女子しかないというお話にはびっくりしました。

また、巣鴨独自のサマースクールとして、“sugamo summer school”という取り組みもあります。

“sugamo summer school”は、世界のトップエリートを日本に招き、英語を用いて真の教養を得るための国際教育としています。

 

他校の学校説明会では大学付属校も含めてこの後に大学への合格実績についての説明があるのですが、今日の説明会では大学の進学実績についての話がなかったので、詳しくはこちらからご覧ください。

 

医学部への合格・進学が多いのがこの学校の特徴です。

素晴らしい実績であるのは言うまでもありませんが、説明会で声高に実績の報告がなかったことに凄みを感じました。

 

 

今年の入試から算数1科入試を導入し多くの注目を集めましたが、その競争は熾烈そのものでした。

合格者の最低点は77点で正答率30%を下回る問題(多くの受験生ができていなかった問題)を3問でも間違えると合格することができないハイレベルな入試となりました。

 

2020年入試については、大きな変更点が1つあります。

それは、延納願を出すことによって2月6日まで入学金の延納が認められたという点です。

2019年入試までは入試(算数選抜も含む)翌日15時までに入学金を納めなければならなかったのですが、今年から延納願を提出することによって2月6日まで入学金を待ってくれることになり、他校の結果を見ながら受験しやすくなったといえます。

この変更点によって多くの受験生が集まることが予想されます。

 

巣鴨中学校・高等学校

 

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