今日は先週学んだ国際連合についての授業の続きとなる内容で、核についてと環境問題についての2つを柱に授業を行いました。
核については、今日の世界で最も深刻な問題の1つですし、歴史や時事と絡めやすい分野ですので大変よく出題されます。
まず、核の歴史というテーマで
1945年8月6日に広島に原子力爆弾が投下され、
1945年8月9日に長崎に原子力爆弾が投下されたということから確認していきました。
1954年にビキニ環礁でアメリカの水爆実験に日本の漁船の第五福竜丸が巻き込まれるという事件が発生したということもよく覚えておきましょう。
ビキニ環礁、原爆ドーム、アウシュビッツ強制収容所は、負の遺産として世界遺産に登録されているということが重要です。
法政第二の入試問題ですが、(8)の水爆、小問1の第五福竜丸、小問2の原水爆禁止世界運動はしっかり覚えられるようにしておきましょう。
負の遺産とはどのような世界遺産のことかは自分の言葉でしっかり説明できるようにしておきましょう。
佐藤栄作首相が非核三原則をとなえ、ノーベル平和賞を受賞したということも極めて重要です。
非核三原則は核兵器を持たず・作らず・持ち込ませずの3つをしっかり覚え込みましょう。
よくやる間違いとしては、持ち込ませずを持ち込まずとしてしまうことです。
次に、核兵器を持っている国を学びました。
これは、先週やった常任理事国5カ国に共通することとして、核保有国であるということがあるということに加えて、インドとパキスタンと北朝鮮を覚えておけば大丈夫です。
今年2月には、両国が核実験を行ってから初めてインドとパキスタンが国境付近で交戦したりと物騒なことがあったり、北朝鮮の非核化に向けてトランプ大統領が動いたりという動きがありますので、ニュースにも関心を持ってくれると嬉しいなと思います。
核廃絶に向けては
核拡散防止条約、包括的核実験防止条約、核兵器禁止条約、核兵器廃絶国際キャンペーンを学びました。
核拡散防止条約はNPTと略称でも答えられるようにしておきましょう。
包括的核実験禁止条約はCTBTという略称です。先週学んだIAEA(国際原子力委員会)がチェックしているということも重要です。
核実験禁止条約は新しい枠組みではありますが、核保有国をはじめなんと日本も参加していないということとその理由を答えられるようにしておきましょう。
核兵器廃絶国際キャンペーンはICANという略称とセットで覚え、ノーベル平和賞を受賞したということも覚えておきましょう。
核を持つ理由も自分の言葉で説明できるようにしておくことが重要かと思います。
環境問題については、
国連人間環境会議がスウェーデンのストックホルムで開催され、テーマは「かけがえのない地球」
国連環境開発会議(地球サミット)がブラジルのリオデジャネイロで開催され、テーマは「持続可能な開発」
気候変動枠組条約(第3回)としての京都議定書
気候変動枠組条約(第21回)としてのパリ協定
などを学びました。
自分の言葉で説明できるようにしておいてほしいこととしては、南北問題と環境問題への対策ということで、
発展途上国が、環境問題に対して積極的になれない理由(発展途上国の言い分)についてです。
これは、よく出てくるテーマですので覚えるというよりかは理解しておいてほしいと思います。
国内の環境保護について
世界自然遺産、ラムサール条約、ナショナルトラストについて主な登録地を中心に学んでいきました。
2019年青山学院中等部の問題です。
明治時代から現代までの長い期間での大きな出来事を正しく捉えましょう。