5月9日 小6Jクラス社会 | ジャングルジムブログ

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GW特訓が終わり、小6Jクラスの社会科も新しく学ぶ単元は残りわずかとなりました。

 

今日は第4回の国際連合について学びました。

日本国憲法から始まった公民の授業は国会→内閣→裁判所と続いて、GW特訓では地方自治→社会保障→財政→経済まで進みました。

 

まず、国際連合の中身について学ぶ前に、国際連合がどのような背景で成立して行ったのかを歴史の復習を兼ねて学びました。

皆、国際連盟や国際連合という名前は知っていたので良かったのかなと思います。

 

1914年に第一次世界大戦が始まり、1919年にヴェルサイユ条約が結ばれたところから今日の授業はスタートしました。

GW中にやった日本経済史でも同じところからスタートでしたので、皆よく覚えていました。

1920年に二度と世界大戦を起こさないために国際連合が発足したのですが、歴史の知識でもありますし国際連合と比較して覚えることも重要なのでしっかりとまとめておきました。

本部がスイスのジュネーブにあるということと、強い組織となれなかったために第二次世界大戦を防ぐことができなかったということが重要です。どのような点から強い組織となれなかったのかということは自分の言葉でしっかり2点説明できるようにしておきましょう。

 

1945年にサンフランシスコで会議が開かれ、その会議で国際連合憲章が採択され国際連合が発足します。

原加盟国が51か国で本部がアメリカのニューヨークにあるということをしっかり覚えておきましょう。

中でも重要となってくるのは、日本は1956年の日ソ共同宣言がきっかけで国際連合に加盟できるようになったので原加盟国ではないということです。

現在の加盟国は193カ国で2011年に加盟した南スーダンが最新の加盟国であるということも覚えておきましょう。

 

この後は、総会→安全保障理事会→国際司法裁判所→国連の専門機関について話を進めていきました。

 

総会は全加盟国が参加する会で、通常総会は毎年9月に開かれるということが大切です。

1国1票で普通は過半数の賛成で決議されます。

ここの1国1票というのは少し面白いですね。1票の格差が大変なことになりそうです。

 

安全保障理事会については、常任理事国5カ国とその5カ国が持っている拒否権について特にじっくり行いました。

 

国際司法裁判所は場所がオランダのハーグにあるということと、両国の合意が必要ということが重要です。

 

様々な国際機関については、英語を効果的に用いることでアルファベットの略称と漢字での名称がバラバラになりにくいと思います。

例えば、Iから始まれば国際〜となりますし、

UNから始まれば、国連〜となり、

Wから始まれば、世界〜となります。

Oが機関を指す言葉だと覚えてもいいしょう。

そうすれば、世界貿易機関をアルファベットにしなさいといった問題が出てきてもW(世界)なんとかO(機関)だと思い出しやすいでしょう。

UNESCOを漢字でといった問題が出題されても、

UNだから国連

Eだから教育(EテレのE)

Sだから科学(サイエンスという言葉が小学生も知っていました)

Cだから文化(カルチャーは知らない人もちらほらいました)

Oだから機関

といった具合に思い出せるのかなと思います。

 

Oは厄介で、例えばPKOのOはオペレーションズですのでこの方法は万能ではないのですが、少しでも覚える労力を減らしてその分で他のことを覚えましょう。

 

国際連合の活動と国際連合と日本まで学んで今日は終了です。

 

宿題は教科書3回読みと、要点チェックの途中までとまとめてみよう、4科のまとめプリントです。

習っていない分野については、教科書の第4回をよく読んでなんとか埋めてきてください。

 

入試問題を紹介します。

2019年立教新座からです。

1)はニューヨークと答えたい問題ですが、サンフランシスコが正解となります。

2)はユネスコ憲章ですね。しかしノートにはユネスコ憲章を書いていませんので教科書で確認しておいてほしいと思います。

ユネスコ憲章を知らなくても、専門機関のうちに、教育、科学、文化ときているので行けそうではありますが。

 

同じく2019年立教新座です。

女子差別撤廃条約を問題文に示して、男女雇用機会均等法を答えさせる問題はよく見るのですが、

男女雇用機会均等法から女子差別撤廃条約を答えさせるので少々難しいかなとも思いますが、この知識は一方通行でなくセットで覚えておくとこの問題も得点できますね。

 

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