循環器内科医の健康広場 -10ページ目

循環器内科医の健康広場

医食同源。食と、医療、健康、ダイエット、、、に関することが主なテーマです。

こんにちは。布施淳です。

日々、病院を訪れる超高齢の患者が多いです。90歳代も当たり前です。御高齢とは言っても元気な方も多く、生存欲が高い方も少なくなく(100歳まで生きたい!とか、東京オリンピック見たい!とか、、)、そのような方はまだ医療を提供するモチベーションを保てます。

一方、著しい認知障害や、寝たきりでコミュニケーションをとることも難しいような方、または生存欲の低いひとも多く、そのような場合、正直、医療を提供するモチベーションを保つのが難しいです。

生存欲が高くなく、かつ、生産性のないご高齢の方は、もはや積極的な延命の必要性は乏しく、苦痛をとるだけだったり、ご本人の希望する方針だけとるような治療方針が主体になることもあります。

ともすれば、「生きている価値」は乏しい、、、、と考えることもないわけではありません。


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この本に「人は、ただ生きているだけで価値がある」という記載があります。

労働(生産活動)を全く行っていない人も、なんらかの消費をしています。赤ん坊も、引きこもりも、寝たきり老人も、間接的にせよ、なんらかの消費活動を行っています。

人は生きているだけで消費活動をしていて、誰かの生産活動に貢献しているし、消費したお金は、誰かの給料になっていますし、自分の給料も、誰かの消費のおかげで得ているのです。

ひとりひとりの消費活動は、必ず誰かの生産活動につながっています。

社会貢献とは、生産活動のみではなく、消費活動によっても成し遂げられるものです。

このような経済学的視点から、「人は、ただ生きているだけで価値がある」と言えるのです。


いろいろな切り口、いろいろな考え方があると感じつつ、自分の視野の狭さを恥ずかしく思いました。

90歳の老人でも、寝たきり高齢者でも、著しい認知障害の高齢者も、生存欲のない高齢者でも、みな、消費活動を行っており、社会貢献をしており、すなわち「生きている価値がある」のです。




おはようございます。布施淳です。

http://junfuse.com/150621/

一昨日看護師の資格は再就職を容易にする強力なツールということに触れました。

この本、いろいろ勉強になるのですが、これを読んでいて、ふと、看護師の資格の問題点を感じました。

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この本によると、経済学的には、これまで日本企業は「必要経費方式」+「 一生涯保障型」で給料を決めていたそうです。即ち「毎日の生活ができて、元気に仕事ができる」額に基づき給料が決まっていました。その「必要経費」には、扶養家族に必要な額も含まれます。結婚、マイホーム購入、子供の成長、進学、年齢を追うごとに、必要経費が増えます。給料も増やす必要があるため、仕事ができる・できないにかかわらず、年齢とともに昇給する年功序列型のシステムでした。これはマルクスの「資本論」という経済学の古典にも記載されているいそうです。
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生活費が少なくて済む職種は給料が少ない、という傾向になります。
例えば、スーパーのレジ打ちは主婦のパートが多いです。一般的には夫の収入がありますので、レジ打ちの給料には扶養家族の生活費は含まれていません。その分安い給料になるということです。
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給料の安い仕事が「レベルが低い仕事」「重要でない仕事」という意味ではなく、一般的にその仕事に携わっていそうな人が、その仕事の給料の相場を決めている、ということです。
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ですから、主婦のパートや学生のアルバイト(→扶養家族がいません)が携わりそうな仕事を、扶養家族を持つ人が行うことになると、生活は苦しくなるのです。
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看護師は、長らく「女性の仕事」でした。昔は「看護婦」と呼ぶことが多かったです。独身なら自分の生活費のみでよいし、結婚後は通常、夫の収入があります。そのような背景で給料が決められてきたものと思われます。
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看護師の給料が安いのかと思い調べてみると、他の職種に比しむしろ高めでした笑。かつ景気変動が少なく安定しています。ただ、昇給率は低いようです。
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看護師はむしろ高給取り、という意見もあるようですが、個人的には、看護職の給料は、激務かつ高度化している業務内容に比し、安いのではないかと思います。上記のような日本の給与システムの背景が関与しているのかもしれません。
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看護学は進歩・多様化が著しく、かつそのニーズも増えています。それにつれ、看護職に就く男性も増えています。現場でも「看護婦」から「看護師」と呼ぶ習慣になっています。
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看護師となった男性も、当然年齢と共に、結婚し、扶養家族ができ、場合によってはマイホームを購入するわけです。元来扶養家族分が十分考慮されていないと思われる看護師の給与体系で、今後、矛盾や問題が生じないか、心配です。まだまだ女性が圧倒的に多い職種ですし、給与体系や相場は、簡単には変わらないでしょう。
余計な御世話かもしれませんね苦笑。


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おはようございます。布施淳です。

http://junfuse.com/150620/

50歳台で急性心筋梗塞や心不全で緊急入院してくる患者は少なくありません。この世代では男性が圧倒的に多いです。働き盛りの年代のはずですが、病気を契機に失業してしまう人も散見されます。そうなりますと、この世の中、再就職は簡単ではありません。退院後の、外来診療中に患者とそのような内容の会話を交わすことが度々あります。
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先日、勝間和代さんの「ホームレス」に関する話をお聞きしました。ホームレスになってしまう典型的パターンの話。
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サラリーマンの中年男性が、住宅ローンを抱え、その後会社にリストラされ、退職金でローンの繰り上げ返済をするも、まだ借金は残。再就職を模索するもなかなか見つからず、その最中に病気になり、家族離散。自宅は取上げられ、そして、ホームレスに、、というプロセスを辿るケースが多いそうです。
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まさに、それと紙一重(もしかしたら合致)の方たちと、我々医療者はよく遭遇しているのかもしれません。
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「再就職が難しい」という観点で、対照的な存在として、よく想起するのは「看護師」です。「看護師」は常に売り手市場で、引く手数多です。どの病院も看護師不足で、常に看護師募集中です。看護師の資格を持っていれば、再就職は容易です。若手看護師の中では、数年働き、そして気軽に仕事を辞めて、1-2年海外で過ごし、英語を勉強したり、様々な経験をして、帰国。そして、簡単に再就職、というスタイルを取る方も多いです。そんな自由な生き方を羨ましく思うことが多々あります。
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元看護師のホームレス、なんてありえないですね笑。
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やはり、たかが資格、されど資格です。


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おはようございます。布施淳です。

http://junfuse.com/150619/


こんな、刺激的な(タイトルの)本があります。


資格を取ると貧乏になります (新潮新書)/新潮社
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弁護士 、公認会計士、税理士、社会保険労務士、、といった資格であっても、今の時代はそれぞれに厳しい環境である。資格さえとれば生計が立ち、社会的地位も安泰、、、ということはない。本当に自分が目指したい道であるか否かが重要である、という感じの内容でした。別に、資格を取ると貧乏になるわけではないし、個々のやりようであり、要は資格取得がスタートということ、と解釈した。
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.若干、タイトル負けしています笑。結局、タイトルでインパクトを得ようとした戦略に、僕がまんまとはまって、本を買ってしまっただけですね笑。
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税理士の平均年齢は60歳を超えるといいます。へー、、、ずいぶん高いのねーと思ったのですが、先日とある若手税理士の方と食事をする機会があり、そんな話題をお話ししたら、「医師も高いですよね!」と言われました。
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確かに。
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厚生労働省の資料を見てみました。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/12/dl/gaikyo.pdf
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医師数グラフ
 
平成24年のデータでは、医師数は約30万人。ちなみに男性80%。
医療施設に従事する医師の平均年齢は48.9歳。病院は43.7歳、診療所は58.7歳です。
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自分は病院勤務ですが、ああ、、平均年齢を超えてしまっている、、、と再認識。時の流れは速いものです笑。
病院には研修医含め、若手医師が多いので平均年齢は低めですが、診療所はやはり高いですね、税理士ほどではないですが。
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先日、地域の母校OBの会に参加しました。開業医として地域医療に貢献している医師が多いです。80代でも現役で地域貢献している先生もいらっしゃいました。賛否あれど、一個人としてすごいことです。
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また、最近伺った話しでは、なんの資格か忘れましたが(弁理士か、会計士だったか、、、? ※追記→ 一級建築士でした!!)、「80代でも現役バリバリの人が多い」ということを言っていました。「資格」パワーです。
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「資格」や、独自のスキルがない人は、退職や、失業した後、再び職に就くことが難しい世の中になってきています。
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先行きの見えない今後の世の中、「資格」はあてにならないという視点もありますが、「資格」が強力な武器になる、ということもあるなあ、と思うわけです。
 
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おはようございます。布施淳です。


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とある、お菓子メーカーの会長の話。

「女性は移り気なので、どんどん新しい製品に移っていく。古い製品は切り捨てる傾向がある。従って、固定客として定着しずらい。男性のほうが固定客として期待できる。」

ある製品を長期にわたり、購入し続けるのは、女性より男性ということです。このような傾向があることは知りませんでした。


昔、どこかで耳にしたこんな話を思い出しました。

「女性に新しい彼氏が出来たら、元の彼氏は切り捨て。PCで言うなら、削除。男性に新しい彼女が出来たら、元の彼女はキープ。PCで言うなら、フォルダーに残す。」


これらの男女の相違は、ホルモンの影響なのでしょうか。


自分の外来は高齢者が多いです。長年通って頂いている方も少なくありません。見方によっては、布施外来にこだわってくださっている「固定客」とも言えます。そんな長年の「固定客」は、印象としては、男性より女性のほうが多いかもしれません。

飽きずに布施外来に通院して下さる方に女性が多いのは、単に、相対的に女性の平均寿命が長いせいで、そのように感じるだけかもしれませんが、高齢化とともに女性ホルモンが欠乏してくていることも関係しているのかもしれません。


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