MD codesをうまく使用する | Dr.Junの美容医療な日々 

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美容皮膚科医、美容内科医
ライネビューティークリニック院長です。
ヒアルロン酸注入治療
スレッドリフト•たるみ治療
美肌治療
お任せください。

先日、オンラインでのDr.Mauricio de Maioのヒアルロン酸注入講義を受けました。

約2時間ほどのボリュームのある講義で

非常に見応えもあり 大変勉強になりました。




ブラジルの美容形成外科医 Dr.Mauricio de Maio はヒアルロン酸注入でMD codesの考案者です。




そして最近 特に注目の下顔面を中心とした

The 7-point shapeについて詳しく説明されていました。

(これについては改めて記事に)


  

MD codes とは、顔のどの部位にどの程度注入すれば、より効果的で安全に治療ができるかを示した注入法です。



以下 青色赤色で示されているポイントが そのコードであり


⚫︎顔のどこに骨萎縮やボリュームの減少があるのか

⚫︎そのコードに注入することにより及ぼす影響

⚫︎(予算的に量の制限があり 優先的に注入したいところもマークします。)



などを考えて 注入方法を視覚的に示して治療をしていきます。





 Dr.Mauricio de Maio のレクチャー、インジェクションでは

アセスメントやヒアルロン酸注入量も 使うべきところはしっかり量を使われていました。

(Jw45に片側1ccとかね。効果をだすには、それくらいは必要なこともあると、実際治療して私も思います。)



どのコードを どのくらいの量を使って どの層に注入すれば良い効果を出せるか考えると非常に面白くなります。




MD codesは 美容外科の先生からしたら…手技自体は慣れてしまえば 比較的簡単な手技なのかもしれません。



いや…そう思えるまでは それなりに時間かけましたし経験もしました。



・まずCodesにちゃんと注入できること。

・量をしっかり使えること。(アセスメント)

・層を使いこなせること。

・仕上がりはどうか。経過観察での振り返り。

・安全に行うため、リスクを減らすよう努める。



そんな経験を何度も通しているうちに

この患者さまにはここが必要だ。ということが ある程度経験してくると決まってくるのです。



MD codesを使用して治療をする医師はそれこそ多数いるので



安全に、そしてある程度の理論を持って治療して欲しい患者さまにとって…MD codesを使用したヒアルロン酸注入は安心できる治療であると思います。




医師側としても、MD codesを徹底的に勉強することのメリットとして


☆医師同士の疎通(discussionやカルテに記載する時にもとても便利)

☆注入治療を理論的に、効果的な治療ができる。

☆安全性を高める(マニュアルの徹底)



などがありますね。




顔を全体的にバランスよく治療する治療法として

MD codesが使われていますが



もちろん部分的に少し入れたいだけのお客様もいらっしゃいます。

法令線にのみ一本を使って注入するという方法でも、非常に満足されるお客様もいらっしゃいます。

そこはケースバイケースだったりもします。




MD codesでも

・どのMD codesを取り入れているのか

・そしてどのくらいの量を使っているのか

(0.1か0.7かの量で及ぼす影響は違ってくるから)

そんなこんなで 多少医師によっては 仕上がりも違ってきます。



そこが、経験で培うものあり

いわゆる医師の技量というものかも知れません。




MD codesだけではまだ注入できない部分もまだありますし。

MD codes や自分のオリジナルでしている注入もありますが



注入治療でオリジナルを使うためにも、徹底的に注入治療の基本とも言えるMD codesをしっかりとマスターしょうと思った次第です。




MD codesをしっかり理解し、それから自分の理論と経験を通してしっかり治療していきたいと思います。

(そのうち、お客様の方から CK3足して〜と言われるときが来そうだなあ。笑)








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