アルコール依存症での日本での死者は概ね毎年7万人以上、実に飲酒する人の10人に一人がアルコール依存症と診断され、その半分近くもの人がアルコール依存症のまま亡くなっています。
その一方で、恐ろしい麻薬であるヘロインによる死亡者は年間300未満。ヘロインの恐ろしさを考えれば、その売買に対して刑罰が重いのは当然ですが、お酒についてはどうでしょう?
お酒とヘロインを並べて話をするのは無理があると思いますか?
両者の最も顕著な違いは何かと言うと、アルコールは合法、ヘロインは違法。ただそれだけです。そして、この2つの麻薬が同一視されないのは「ヘロインは悪いもの、お酒はよいもの」というレッテルが張られ、それが信じ込まれているからです。
お酒が合法なのは我々成人の90%以上がお酒を飲み、それを楽しんでいるからです。(実際に知れば知るほど、楽しくないどころか不幸でしかないのに)
お酒が本当に楽しいもので、お酒が我々を幸福にしてくれますか?
もし、そうだとしたら、なぜアルコール依存症で苦しみ、やがては死んでいく人が出るのですか?
彼らは幸福だったのですか?
もちろん、多くの人は「アルコール依存症で死んでいく人たちは明らかに飲み過ぎているわけで、我々普通のドリンカーはそんなになるまで怠惰じゃない。」と言い張るでしょう。
しかし、極論しなければ物事の本質は見えてきませんし、そういう風に自称お酒をたしなんでいる普通のドリンカーさん達も、飲んでいる時はただ単に一時的に「ラりっている」だけであり、眠りにつき、翌朝目が覚めると結局お酒のもたらしてくれたものとはなにか?と考えたことがあるはずです。
そうして考えあぐねた結果、どうでしたか?
何かお酒によって得られた貴重な効果がありましたか?
お酒でしか得られないほどのものは何かありましたか?
何もなかったはずです。ただ単にお金を散在し、一時的にラりって、健康を損ねたというだけの話なのです。
そして、これがそのようにごく小さな失敗のうちはまだまだいいとしても、それが積み重ねるとどうでしょう?ということなのです。