飲酒生活に甘いお酒から入っていったという人は多いと思います。炭酸飲料で割ったり、カクテル、シエリー酒など甘いお酒はアルコールに慣れていない人にも飲みやすくできています。
その上に怖いことにも人間の味覚というのは、その「場」に左右されやすいものです。
初めて飲んだお酒というのがとても華やいだパーティーなどでしたら、味は決しておいしくはないのに、不思議なことにも「場」につられて「おいしい」という印象を残してしまうようです。
2回目、3回目も似たような華やいだパーティーだったとするともう完全に感覚や記憶力はマヒしてしまい、舌は「不味い」と素直に感じているのに頭では「美味しい」と錯覚してしまい、それがインプットされてしまいます。
我々成年男子のほとんどが記憶している通り、人生で初めて飲むビールというのは決して「美味しい」ものではありません。
誰でも心の中では「何これ、こんなもの不味いもの飲みたくないよ。」と思っています。
実はこの感覚「何これ、不味い」っていうのがとても大切で、体の中の警報ベルが「気を付けろよ、毒を流し込んでいるよ。」とあなたに直接、訴えかけていたわけです。
そうやって、我々の体のほうから我々に警報を鳴らしてくれているにもかかわらず、お酒には厄介な効き目が2つあります。
1つ目が喉が渇く。2つ目が感覚がマヒしてしまい、不味い味を感じなくなる。この2点です。
お酒を飲むと喉が渇き、それをうるおそうと更にお酒を飲む。そうやって飲むうちに「不味い」と感じていた味にも徐々に慣れていき再度杯を重ねるようになります。
こうなるともはや完全に主導権はお酒に逃げられているわけです。
しかし、ここでも地球史上最も高度な頭脳を持つ我々人類の一般的な人はその日その夜お酒をたしなむと翌日からはお酒を控えたり出来るわけですから、それならば問題はないと言えるのでしょう。
しかし、ここからが俺のように一線を越えた「異常なドリンカー」にはその「翌日からはアルコールを控える」ということが出来ないのです。
しこたま飲んだ翌朝はしっかりと二日酔いです。
さすがに迎え酒まではしませんが、夕方になっても体のどこかにアルコールが残っているような感じがするにもかかわらず、またまた性懲りもなくアルコールに手が伸びるのです。
「もっと、もっと、お酒をおくれ」という小悪魔のささやきに負けているのです。