生命保険や医療保険は、公平性の観点から健康な人しか加入できないようになっています。健康状態が良くない場合、謝絶体と判断されて保険の加入を断られることがあります。
現在、がんや脳卒中、心筋梗塞などの重い病気を治療している方だけではなく、市販薬を常用しているような人も謝絶体と判断される可能性があります。また、ストレス社会と言われる現代に多いのが、うつ病やパニック障害、自律神経失調症などの精神疾患です。
精神疾患は直ぐに完治するものではありませんし、自殺率が高かったり他の病気を誘発する可能性がありますので、謝絶体に該当する代表的な例となります。また、現在は回復している状態でもこういった病気は再発率も高いので、過去3年や5年などの一定期間、健康であった事を証明する必要が出てくるかもしれません。
加入を認めるかどうかは保険会社によっても変わってきますが、告知書だけでは判断がつかない場合は、医師の診断書などが必要になってくることがあります。
条件付きで加入できるケース
謝絶体と判断された場合、基本的にはその保険会社では加入することができないのですが、謝絶体とまではいかないまでも健康体とは呼べないような場合には、一定の条件付きで加入できることがあります。
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特定部位が不担保になる
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特定条件での支払いが行われない
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保険料が割増される
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保険金が減額される
条件がつくケースで最も多いのが、「特定部位不担保」と呼ばれるものです。これは身体の一部を保障の対象から外すことで保険の加入を認めるというものです。
例えば、過去に胃がんを患っている場合に、契約から一定期間は胃の病気で入院しても給付金や保険金が支払われなかったり、過去に帝王切開している場合には、帝王切開に伴う手術では給付金が支払われないといったものです。
あくまで、特定の部位のみに対し保障に制限がかかるものですので、他の理由で入院、手術した場合には、給付金を受け取ることができます。特定部位不担保にならないために、告知書で嘘をつくのは告知義務違反となり、保険金が一切受け取れなくなってしまう可能性がありますので注意しましょう。
また、危険を伴う職種に就いている方や、危険を伴う趣味を持っている場合には、仕事中や趣味の間に起きた入院や死亡に対しては保険金が支払われなかったり、通常の保険料に割増などを行い、他の人よりも厳しい条件での加入であれば認められるといったケースがあります。