お酒が与えてくれるものは、たしかにあります。
不安や心配を忘れさせてくれたり、それまでそれほど付き合いがなかった人とお互い杯を酌み交わすうちに急に親密に感じられたり、自分自身に自信がついたりとお酒には与えてくれるものはあります。
しかし、よくよく考えてみるとどれもすべて酔っぱらった勢いで「ラりっているだけ」であり、根本的な解決にはなっていないことは明らかです。
結局、飲酒行為というのは、そもそもが言い訳で成り立っているのです。
「不安や心配を忘れるために飲む」、「ちょっと心理的に距離があった人と距離を縮めるために飲む(人間関係を円滑にするために飲む)」、「自分自身に活を入れ、ボルテージを高めるために飲む」これらはすべて理由はなっておらず、どれもこれも結局のところ、いいわけでしかありません。
しかも、このような時に得られる優越感というか思い上がりは、ほんの一時的なもので一晩寝て目がさめると、他愛もなく消えてしまいます。
しかし、その他愛もないものに、一体いくら使ったのでしょうか?
最も安価に計算してみましょう。
例えば俺の場合、現在50歳でして、飲み始めた時の年齢が22歳だとします。
50歳―22歳=28年間x12か月x30日=10,080日間
この10,080日間に毎日缶ビール二本とおつまみで1,000円使っていたとします。
もう、これで1,000万円を超えてしまいます。
しかも、この計算は家飲みの場合です。実際には外で飲むこともありますし、帰りのタクシー代、外泊代など諸々は含んでいませんので、この金額よりもはるかに高くなる方が現実的な金額でしょう。
一時的に「ラりっているだけ」で、酔いが覚めてしまえば何も残らない飲酒になぜ、人はかぶりつくのでしょうか?
経済的にあなたを苦しめるだけではなく、あなたの体をも蝕む「お酒」になぜお金を払わなければならないのでしょうか?
結局のところ、行きつくところはお酒を本当に理解していないからこのような行動に走ってしまうのではないでしょうか???