つくづく思いましたよ。りくりゅうは、運がよかった。ロシアとベラルーシのスケート選手たちが出場禁止になった5年間が、ほぼリクリュウの全盛期だったわけじゃないですか。
今回、木下2026のペア・スケートの表彰台、全員ロシア出身選手でした。4位の米国ペアに20点以上差をつけて・・・。北京オリンピックでスイハンが勝った時の2・3・4位もロシアの選手たちでした。りくりゅうは、7位。スイハンは、引退し、ロシア人たちは出られなくなり・・・。5位の中国ペアも引退状態になり、6位のアメリカペアは、ケガで出たり出られなかったり・・・。
そして、りくりゅうがミラノコルティナ五輪に勝ち、引退したらロシア選手たちが出られるようになるという・・・。まるで、りくりゅうのためにペア・スケートがあったような5年間・・・。
ロシア選手のここぞとばかりの奮闘も見事でした。昔は、結構やられていたスロウ・クワド(4回転)。最近ほとんど見ないですよね。2位に入ったロシア・ペアが見事に成功させました。5年間のうっぷんを晴らした感がありました。
シングルは、男子も女子も、世界ジュニアのチャンピオンが日本人で、彼らが揃ってシニアに参戦。7月1日に17歳になっていれば、シニアに出られます。中田くん、島田さん、すごかったですね。
かほゆうは、2人とも21歳なんですね。アイスダンスが、積み重ねだっていうのがよくわかりました。8年間同じペアと組んで積み重ねてきた。少しづつ積み重ねて上手くなってきたんでしょう。でも、その積み重ねが一年間にどれくらいなのか、少しずつのペアもいれば、才能があって急速に伸びるペアもいる。
RDでは、11位だったんですけど、アメリカペアが3回転倒をやって-3.00で最下位になったせいで、TES・PCSの合計点では、かほゆうが12位でした。
ジュニアの頃にアイスダンスに行く選手って、ジャンプが跳べない人みたい。賢二先生が「2回転までで挫折した」と言ってましたからね。ジャンプがなければ簡単でしょと安易に考える人たちもいる。日本には、アイスダンスをやろうという人がほとんどいなかった。ニッチな種目だったんですね。
世界ジュニアの14位が彼らの最高位ですが、これでシニアだとどれぐらいの順位に相当するかといえば、おそらく予選落ち。そもそも、世界選手権のミニマムとれるのかが、疑問。
ハナ・リムとイェ・クワンの韓国ペアが2023の世界ジュニアで2位になって、シニア挑戦したんですけど、世界選手権は15位が最高かな。前季の世界選手権でハナ・リムが泣いていたのは、カップル解散のためだったらしく、今季新しいパートナーと組むことになったみたいですね。シニアの壁は厚い。
いくこうとりかしんの争い。すごく見ごたえがありました。そして、総合でうたまさが落ちてきたので、6位・7位・8位が日本人になった。たいして変わらないレベルなんですね。
わたしの勝手な予想ですけど、この3組の順位、来季はまだちょっと難しいかもしれないけど、2年後には入れ替わることもありうると思います。
意外と伸びしろがあるのが、『いくこう』かな。男性がアイスダンス初心者なので、リフトで片足になったりイーグルになることが難しい。リフトのバリエーションが限られてしまうんですね。『かなだい』の大ちゃんが、3年目にストレートライン・リフトを片足でやってた。「オペラ座」の最後、カーヴ・リフトに近いコレオ・リフトやろうとして出来なくて転倒に2回なって、ステーショナル・リフトに変更したのが印象に残ってます。カーヴ・リフトは、アイスダンス初心者には厳しい、特にひざの悪い大ちゃんには無理だったのかなと・・・。高志郎くん、まだ若いですからできるようになると思います。
『りかしん』は、すでにカーヴ・リフトまで出来てますからね。
この3組に『しょまりん』がどう絡んでくるのか、楽しみです。
