前回のブログの続きなんですが、色々ウィキペディアやダンス関係のブログを漁っていて、発見したのが、WDSF(世界アンススポーツ連盟)は主に社交ダンスの団体であったのに、「世界ダンススポーツ連盟 (WDSF) が「ブレイキン」の名でダンスバトル競技を始めた。(WDSFウィキペディアより引用)」団体となったのです。

 

 そしてパリ五輪で、ブレイキンが追加種目となった。

 

 所属している社交ダンスの競技者・関係者が「どういうことだ?」となったのも無理ないかな・・・。下の動画でも、菅原さんはオリンピックについても、ブレイキンの五輪種目採用についても、一言も触れていません。

 

 どちらかといえば、スタンダード5種目とラテン5種目のダンスの形式を「遺産」として後世に残すということを強調してます。団体名DanceSportHeritageのHeritageは「遺産」のことですものね。

 

 下の動画見ていただくとわかるんですが、競技者がジャッジに公平に扱われていないという大きな不満を抱えていたことも問題のようです。

 

 

 

 WDSFに所属していても、団体設立の目的だった社交ダンスをオリンピック種目にするという夢は実現不可能だろう。ということで、WDSFから抜けた人たちがDanceSportHeritageに参加しているようです。

 これからWDSFがどちらにより力をいれていくのかも不透明な現在、社交ダンスにしぼった団体を設立したのも、なるほどねと言う感じですね。この菅原さん、DanceSportHeritageの広告塔てき立場にいるようです。世界チャンピオンになった種目は10ダンス、スタンダード・ラテンという種目ごとの競技にも参加してるようですが、セミファイナリストぐらいみたいです。

 

 オリンピックも、立候補する都市が複数いない事態になっている現在、オリンピック種目にしたいという夢自体が、幻として消えそうですね。この夏、会社でお昼食べながら30代の女の人と話したけど、若い人オリンピック見てないですからね。

 

 こうなってみると、最初からダンスはスポーツじゃないという立場を貫いたWDCが清々しく思える。

 

 次回は、なぜ社交ダンスはオリンピック種目に採用されないのかについて、書いてみたいと思います。