映画館に見に行ってきました。「ウォンカ」と迷ったんだけど・・・。続編って、やっぱり、驚きがなくなりますよね。前作が、呆れるとともに感心したのも、やっぱり驚きがあったからだと思いました。

 関西圏の序列みたいなものがあるらしくて、後ろでキャッキャ、キャッキャ笑ってる人がいて、関西の小ネタがわからなくて・・・、笑えない自分は損した気分でした。

 見ながら、これっていつなんだろうと不思議。電車と機関車は出てくるけど船は、帆船。たこ焼き工場の場面は、見せ場ですけど、露骨にティム・バートン。これをオマージュと言って逃げるのは無理があるのでは?

 ラジオで流れるご当地神話という設定なんで、その番組の中だけで地方差別や序列付けがゆるされる。そしてその解放も・・・。その解放され方さえも、滋賀は物悲しい。

 

「芸能人格付けチェック」って、去年見たかどうか思い出せないけど、お正月番組で唯一見たい番組か

 格付けって、序列をつけてテレビ番組の中だけで許される差別を楽しむ番組。

 問題が難しくなりすぎてるとも思いました。食べ物、飲み物比較は、自分の舌の好みを信じたら負け。チャーハン対決で勝ったのは、料理の出されるタイミングを考えた人と、米の品質だけ考えた人が勝った。結局、味覚の問題よりも高級品の味を知ってるかどうかが大きい。

 音楽は、同じ人たちが演奏して、使う楽器の値段をあてるのはいいです。いろんな場面でやってますから・・・。でも、今回音大の演奏者で全国優勝したところとプロの演奏を比べたの、違いがわからなくてしかたないんじゃないのかと思いました。音大の人たちはプロの卵ですから・・・。プロがどれだけ練習したのかも問題ですし・・・。以前は、プロのオケとアマチュアのオケを単純に比べてた。

 社交ダンスの3組。わたし、わかりました。三笠宮杯のラテンの動画見てたから、PD(プレミア・ディヴィジョン【プロ】)とGD(ジェネラル・ディヴィジョン【アマ】)の違いは、ダンスよりもダンサーの体形にあることを知っていたので。プロの人たちって、手足が長くて背の高い人が多い。アマは、小柄な人が多いです。

 こういう問題は、見る人が見れば簡単にわかることを、知らないわかってない人を馬鹿にするのが面白いんですよね。あと、おかしな蘊蓄を語る人(笑)。

 

 差別を楽しむことは、こういうところぐらいに止めておくべき。節度が大事ですね。日本には、大した格差も、差別もない。そのことを喜びたいです。

 

 主演が、どちらもGACKTなんですが、格付けチェックに76連勝は凄いことですけど、違いだけわかっても・・・。「飛んで 埼玉」の続編がゾクゾクと作られたとしても、GACKTの狭い演技に感心することは、金輪際なさそうだと思いました。