発作的に、台湾に行ってきました。これで、4度目です。海外旅行も最後かもしれないし、もし今度また発作的に行くとしたら、パスポート作り直さないと行けない。最後じゃないかもだけど、最後に近づいてるなあ・・・と思いました。
予約作業の時に、WEB広告に出てきた圓山大飯店(The Grand Hotel)の部屋を安く取れたので、高級ホテルに泊まってしまいました。
30年ぐらい前、会社の同僚と最初の台湾旅行にツアーで出かけた時に、飲茶をしに行ったのが圓山大飯店だったのですが、タクシーの運転手に「エンシャン・ホテル」と言ってみると、運転手が「まるやま・ほてる?」と聞き返してきた。ちょっとびっくりしたのを覚えています。“圓”は、円の正字ですね。
まるやまホテルは、蒋介石夫人の宋美齢が日本統治時代の台湾神社の跡地に建てたのですが、独裁者とその妻への“当てつけ”でまるやまと呼んでたのかもしれませんね。
ほかにも、台湾では、地名によく日本語か?と思われるような言葉が使われています。例えば、中山(なかやま、チュンシャン)。中山は、孫文の通名で日本留学中に中山先生と呼ばれていたそうで、地名になってますね。ちなみに蒋介石の通名が中正(日本語読みは知りません)。衛兵の交代パフォーマンスを見せる中正紀念堂は蒋介石を祀っています。
他にも、松山空港とか、板橋とか府中とか・・・。
部屋に置いてあるルームサービス・メニューにも載っていた圓山大飯店牛肉麺。英語メニューによるとSignature Cuisineなのだそうで、お土産用の2食セットも売っているようです。これ、食べて見ました。一人前のステーキに匹敵するぐらいの牛肉が入ってました。お味は、上品というのでしょうか、大人しい味。私には塩味が足りない感じ・・・。麺もかん麺ではなくうどんの細麺状のもの。
今、世界中の観光客が、日本に来て、「ラーメン、ラーメン、トンコツ、トンコツ」いってるじゃないですか。本場の筈の牛肉麺、三千円もするのに、ラーメンがあたえるようなパンチというかインパクトないんですから・・・。日本人のこの不思議な才能。多分、中華系のいくつかの麺料理から新たな料理をイノベーションして、中国人がつくるより美味しい中華麺料理を作ってしまったんですね。
あと、ルームサービスというのを、初めてオーダーしてみました。国内・海外を通じて、初めて・・・。Chinese Breakfastを。電話に出た人は、中国語しかできないらしくて、英語のできる女の人を呼んできた。
注文は、選択を確認するだけですが、最後にその女の人が、“Do you pay by cash or credit card?(支払いは現金、カード?)”と聞くので、“Charge on the room, please.(部屋代につけて)”とこたえると、また畳みかけて、“So you mean you will pay by credit card?(カードということですね?)” と聞くので、“Yes”と答えた。Cashが残り少なくなっていたので・・・。
やって来たボーイは、カード払いの器械を手に持って“払って”と言う。私が、“Charge on the room.”というと、”払って”を繰り返す。“Now?”と聞き返すと“そうだ。”と頷く。カード出して払うと“謝々”と言って出て行った。
中国式朝ごはんの豚肉入りお粥はすごい量でしたが美味しかったです。お粥は結構食べたつもりでも、水分が抜けると直ぐにお腹が空くので目いっぱい食べましたけど、半分が精一杯でした。
考えてみると、ホテルはそういうことを表沙汰にはしませんど、部屋代が朝食込みになっていないような場合に、朝食会場に来て朝食を注文したり、ルームサービスで支払いを部屋につけて、チェックアウトの時に、朝食なんかここで食べてないとか言って払わないような人がいるということですね。もしくは、支払いをせずに逃げてしまうとか・・・。
ま、今度から「払って」と言われたら、その場で払うようにします。
毎回ホテルでビュッフェの朝食って嫌だし、すべて外に食べに行くのも面倒だし・・・、だから素泊まりがいいのに。悪い人がいると、迷惑ですね。