聞き手:橋本 五郎
聞き手・構成:尾山 宏
監修:北村 滋
この本、大ベストセラーになってるようで、私が2月中旬に名古屋の大きな本屋で手に入れた時にも、「再入荷」というポップが出ていて、数冊しか残っていませんでした。
現在も、Amazonの配達が二週間先になってますね。
インタヴューを構成したものなので、しゃべり言葉で書かれていて、難しくありませんし速く読めると思います。
政治家って、経営者に近いなあと思いました。内に対する目配りと外の勢力と上手くやっていく外交や交渉。そして国民からの支持率を高く保つための政策とパフォーマンス。
有権者が求めているものは、経済。とくに経済の好調が一番出るのが雇用。失業率を完全雇用をあらわす3%以下に抑える。これがまず基本のようです。
この本を読みながら、過去のニュースなど振り返ると、表には出てこない関係者とのやりとりやせめぎあいが出てきて、日本の首相って何も言えない人だなんてあり得ない、かなり言うこと言ってるんだと思いました。
オバマやトランプの対照的な人となり、メルケルの一見リベラルで怪しい人柄。習近平の共産主義に興味のない権力亡者ぶり。
最も危険なのが、財務省。財務省は自分たちの言うことを聞かない首相を蹴落とすぐらいのことは当然にやりそうだと書いてあります。
財務省関する部分については、テレビは報じません。本を読むしかないです。