主人公J・Rは、生まれてすぐに父親が逃げ出し、経済的な事情によって、ニューヨーク州ロングアイランドの母親の実家に母と一緒に出戻りになり、少年時代を過ごすことになる。裕福な家ではなかったが、母以外にも祖父と祖母、伯父のチャーリーに見守られながら、彼は成長していく・・・。
伯父のチャーリーがバーテンダーをやってるバーの名前が“The Dickens”で、チャーリーは、J・Rにアメリカの男の作法を躾ける。
「母親を敬え」「車を持って自分で修理しろ」「たとえハサミで刺されたとしても女を殴るな」
正しい生き方だと思います。外で立派なことを言ってても、家の中で妻を殴ってる男はクズ。
母の希望に従ってイェール大学に入学し、奨学金を得るが、どこか自信なげなJ・R。気になっていた彼女も別の男と結婚したのをきっかけに、子供のころからの夢、「作家になる」ことにCOMMITしようとするJ・R。ひとつだけ、けじめをつけなければいけないことが残っていた。
ラジオのD・Jとして有名な父親への憧れをどうしたらいいのか・・・。彼に会いに行ったJ・Rは、父親のくずっぷりを知る羽目になる。けじめはついた。
The Tender Barは、The Bartenderの文字りですね。