場所はベルリンでも超一流の「グランド・ホテル」。バレリーナのグルシンスカヤ(グレタ・ガルボ)、大企業の社長プライシング(ウォレス・ビアリー)と彼に雇われたフレムヘン(ジョーン・クロフォード)、フォン・ガイゲルン男爵(ジョン・バリモア)、プライシングの会社の経理係クリンゲライン(ライオネル・バリモア)といった客が様々に交錯する。
 男爵はグルシンスカヤの宝石を盗もうと彼女の留守をねらうが、本気で彼女を愛してしまい宝石を盗めず、一緒に旅立とうと彼女に約束したものの、金がほしいのでプライシングの部屋に忍び込んだが・・・。

 

 映画のレヴューを読んだりすると、よく「グランド・ホテル形式の・・・。」という文章にお目にかかるが、それがこの「グランド・ホテル」を引用したものです。

 

 いままで見たことなくて、損してたわと思うくらい素晴らしい映画です。

 

 グレタ・ガルボの映画、他に見たことあったかな・・・?今度さがして見てみよう。

 

 この映画の主役は、紳士の“男爵”になるのかなと思います。狂言回し的に、登場人物すべての知り合いになって、なにくれと面倒を見る。でも、優しいだけの男はダメ男を地で行ってる感じです。ジョン・バリモアは、ドリュー・バリモアのおじいさんだそうです。

 

 この作品は、アカデミー賞の作品賞だけにノミネートされ、作品賞を受賞した唯一の作品なのだそうです。