2月4日に始まる北京オリンピックのことを少し書いてみたいと思います。

 

 まず、最初にオリンピックに参加する選手たちへの警告。

“国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が記者会見を開き、北京冬季大会で選手が意見表明をすることの危険性について注意を呼びかけた。
HRW側は、「(作家ジョージ)オーウェルが描いたような監視国家」では、選手たちは「守られない」と説明。選手たちに、人権問題について「黙っている」よう求めた。”

 

 日本の選手たちで、人権問題について政治的発言をする人は、ほぼいないでしょうが・・・、欧米の選手たちにはいるでしょう。その際は、自己責任で・・・、ですね。中国から、長く帰れないことになっても知らないよ、くらいの覚悟してください・・・と、日本語で書いても無駄だけど・・・。

 

 近代オリンピックは、西側先進国で生まれたものなので、その精神は中国のような一党独裁全体主義国家になじまないと思います。

 

 ところで、私が関心を持っているウインタースポーツといえば、フィギュアスケートぐらいですので、それについて思ったことを書いてみたいと思います。

 

【男子シングル】

 誰もが、思っているのが、ネイサン・チェン選手と羽生結弦選手の一騎打ちということ。

 先だっての、ヨーロッパ選手権でロシアの選手たちのショートプログラムの点数が3人揃って、99点台で1・2・3位。総合で、1位の選手でも300点に遠く届かない出来でした。ヨーロッパ勢は、五輪の表彰台には届かないかなと思います。

 

 ナショナルの点数で比べても、仕方がないかと思いますが、多少ネイサンが有利みたいな・・・。羽生君のファンの方には申し訳ないですけど・・・。

 

【女子シングル】

 女子も、ロシアがヨーロッパ選手権の表彰台独占だったんですが、こちらは世界の表彰台もこの順位だろうという強さ。特に、一位のワリエワ選手はジャンプで1回分くらいの転倒は余裕。ソチの羽生くんと同じく、4回転サルコウをミスっても大丈夫な構成になってます。

 

 日本の女子は、ロシアの男子と同じ位置みたいな・・・。ロシアに遠く離されて、次の位置みたいな・・・。

 

【ペア】

 日本に初めて、戦えるペアが出てきた感じのりくりゅう組。木原龍一選手は、別のパートナーと過去2回のオリンピックに出てますが、個人戦ではフリーに進めず。

 

 サムネの右上にいるのが、今のコーチの奥さん。旦那さんが「木原君は、優秀なのになぜいつもビリなのか。木原選手、シングルの選手としてもかなり優秀で、3アクセルまで全種類のジャンプが跳べて、“Beautiful Presenteation”も持っているのに。」と言っていると。

 

 でも、それわかります。フィギュアの競技会ではどの種目でも、ぎこちない演技には点数が出ない。

 2013年ネーベルホルン杯。この大会は、五輪の出場権のない選手が出て上位に入れば余っている出場権を獲得できる大会です。この時、高橋選手と木原選手は、組んでまだ数ヶ月。ミスが多いですが、2人のポジションなどは綺麗だなと思います。

 このとき、かなりぎこちない。ツイストリフトも高く上がらない。

 

 2018平昌オリンピック。パートナーが代わって、少し慣れてきた木原選手。それでも、ぎこちなさは残ってると思います。

 

 そして、今のパートナー三浦璃来との今季NHK杯。ぎこちなさが消えた感じ。ツイストリフトも頭上50cmぐらいあがっています。

 

 

 この2人、相性がいいんですね。最初に組んだ時から、うまくいったみたい。2021世界選手権で10位に入ったので、2枠を獲得したはずですが、二組目として出られるペアがいないみたい。

 昨年末の全日本選手権にりくりゅう組は棄権した(コーチのいるカナダの入国制限がきびしくカナダに戻れなくなる恐れがあるため)ので、ペアは1組だけ出場してましたが、そのペア(名前忘れた)、フリーでツイストリフトをやらなかった(ように見えた)。技術点のミニマムスコアに届くペアがおらず、枠の持ち腐れだった(返上した)ようです。

 

 一体、男性が女性をぶん投げたり、ぐるぐるぶん回したりする文化をなぜ、欧米では発展させたんでしょう?日本人の私には、なぜこんな危ないことやるの?よくやるよ。と思われてなりません。見る分には、楽しいけど・・・。

 

 忘れてました。優勝候補は、ロシアのミーシナ&ガリアモフ組かな。もし彼らでなくても、絶対ロシアのペアですわ。

 

つづく