肉を食べるときに「肉は健康に良くないかも。魚にしたほうがいいかな?」とか、「親子丼食べたいけど、朝にハムエッグ食べたから卵摂りすぎかな?」とか「ダイエット・コーラに入っている人工甘味料は体に悪いんじゃないか」とか、食事についていろいろと心配している方に朗報です。そういう心配のほとんどが、根拠の不確かな情報がもとになっていることが、本書によって明らかにされます。さらに本書は、食に対する罪悪感や不安を払拭するだけでなく、どういう健康情報なら信用できるのか、その基準を明確にしてくれるため、TV、ネットなどで健康情報があふれる今求められる科学リテラシーを身につけることができます。(出版社からのコメント)

 

 「○○を食べてはいけない」系の本、巷に次々とあふれてきますよね。そういう、俗説を科学の力でつぶしていってくれる本。

 

 「肉」「酒」「コーヒー」「人口甘味料」「うま味調味料」「有機食品にメリットは特にない」

なんか、そういう話どこかで聞いたことがあるなと思いますね。

YouTubeも、そういう俗説の動画あふれています。なぜ、まともな科学的根拠もないそういう説を主張する本や動画がでるのかといえば、「売れる」「再生数が稼げる」というしかないのですよね。センセーショナルなタイトルで煽らないと見向きもされないということなのですよ。

 

この本のYouTube動画は、これしかないみたいです。【本要約チャンネル】

 

 このチャンネルは、「○○を食べてはいけない」系の本もかなり動画だしてます。意見を支持しているのではなく、本を要約しているだけというスタンスなので、何でも出せるわけです。

 メンタリストDaigoとか、中田敦彦などの、教祖系のチャンネルだと、この本を取り上げてないみたいです。彼らの言説は、科学に根拠をもたず、教育系チャンネルとうたいながら“信者”に垂れ流すためだけのものということになります。

 

 本の感想としては、読んでいて退屈で面白くないと思います。著者には悪いけど、上の動画だけ見て、結論だけ知っておけば十分だと思いますが、科学というのは往々にしてそのようなものだと知るには、退屈な思いもしなくてはいけないというのが、真理なのかなと思います。

 

 なので、この本を買ってツンドク状態にするのもいいかなと思います。