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秒速5センチメートル [Blu-ray]
3,861円
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- 東京の小学校に通う貴樹と明里は、クラスメイトたちのからかいを受けながらも一緒に時間を過ごすことが多かったが、小学校卒業と同時に明里は栃木へ転校してしまい、それきり会うことがなくなってしまう。貴樹が中学に入学して半年が経過したある日、明里から手紙が届く。
- しかし中学1年の終わりに、今度は貴樹が鹿児島へ転校することになった。貴樹は、明里に会いに行くことを決める。約束をした3月4日、関東では大雪となり、貴樹の列車は途中何度も長時間停車する。宇都宮線から両毛線への乗り換え駅では、明里に渡す手紙を風に飛ばされてしまう。
- 深夜になって、ようやく貴樹は待ち合わせの岩舟駅に到着する。人気のない待合室で明里は待っていた。貴樹と明里は雪の降る中、桜の木の下で唇を重ね、近くの納屋の中で寄り添って夜を明かした。
- 翌朝、明里は「貴樹くんはきっとこの先も大丈夫だと思う」と言って貴樹を見送った。明里も手紙を用意していたが、貴樹に手渡せなかった。彼女を守れるだけの力が欲しいと願いながら、貴樹は列車の窓の外の景色を見続けていた。
- 新海誠監督の作品を見るのは初めてで、いろいろ評判を聞いていた本作なんですが、見てみると意外・・・。
- 切ない初恋の思い出というには、あまりに深刻。
- 初恋の相手としては、明里は理想的で愛らしく話も通じる少女。むしろ理想的すぎる・・・。
- 中学の一年のころって、大人になれば毎日の通勤で通える距離の移動も、ほぼ小旅行。一人で計画して行くなら、なおさら。大人になっていく少年は、ちょっとうまくできたりできなかったり、日々の雑事に自分も大人になれたと感じたり、自分のふがいなさを感じたり、心揺れる時期なのだろう。
- 東京から栃木への列車の旅をまるで落とし穴のように描いた新海監督の「病」に、ちょっと惚れた。
- その落とし穴にはまった貴樹は、恋人としたいことが野原に隣り合って座り、桜の散るのを眺めたり、H2ロケットの打ち上げを見たりすること。隣に座ってほしいのは、雪の朝に別れた少女。
- ただの切ない初恋の思い出で終わりそうな話を深い断絶の話として描いた監督にオリジナリティというものの本質を見た感じがした。
- その断絶の様子を、開かずの踏切ですれ違った男女が、再び踏切が開いたときには、もうそこにはいないという様子で象徴的に描いてみせた最後のシーンは印象的。
- 人生というのは、こういう出会いと断絶の積み重ねなのかもしれない。
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