テレビ・ラジオでご活躍の外交評論家が、中国の近未来のシナリオを大胆に予測する。

 

シナリオにいくつもパターンがあり、読むのがちょっと苦痛というか退屈でした。

 

一番参考になったのが、アラブ人と中国人に挙げられる典型的な5つの共通点。

 

1,世界は自分を中心に回っていると考える。

2,自分の家族・部族以外の他人は基本的に信用しない

3,誇り高く、面子が潰れることを何よりも恐れる。

4,外国からの経済援助は「感謝すべきもの」ではなく、「させてやるもの」だと考える

5,都合が悪くなると、自分はさておき、他人の「陰謀」に責任を転嫁する

 

これ、わたしの経験からいっても、中国人の特徴をよく捉えてます。

これらはいずれも開発途上国に概ね共通する「対先進国劣等感」の裏返しだそうです。

 

たしかにそうですね。「古代には、アラビアはヨーロッパより先進地域だったのに」って、中国がアジアの先進国だったのにっていう、中国人が悔し紛れによくいう台詞と意味が同じ・・・。

 

 

中国人との付き合いが難しいのは、彼らが「強い」からではなく、じつは「弱い」からだ。「弱い」からこそ「怖い」。「怖い」からこそ、彼らは自分たちが長年受け継いできた文化に「逃げ込む」のである。

 自信があれば、もっと上手く外国人と付き合える。自信がないからこそ、主観的判断、自己正当化、短期的利益追求などの自己中心的言動を繰り返し、平気で嘘もつく。じつに扱いにくい人びとだが、彼らがまだ開発途上国のメンタリティをもっているからと思えば、理解しやすいだろう。

 

この説明も、腑に落ちる気がしました。

 

三宅さんのシナリオですけど、民主化は絶対に成功しないと思う(ロシアのプーチン政権のレベルでも)。

 

統一か分裂かですけど、まあ・・・分裂はすると思うな・・・長い目で見れば・・・。

 

ただ、三宅さんや私が生きている間に起きるかどうかは・・・