南北戦争終結から数年後の冬、猛吹雪が迫るワイオミング州の山中。

レッドロックの町へ3体の遺体を運ぶ途中、立ち往生してしまった黒人の賞金稼ぎで、元北軍少佐マーキス・ウォーレンは、通りかかった駅馬車を止める。同乗を求めるウォーレンに対し、御者のO.B.ジャクソンは依頼主の許可を取ればいいと答える。依頼主は、標的を生きたまま引き渡すことから「首吊り人」の異名を取る賞金稼ぎジョン・ルースであり、彼は1万ドルの賞金首デイジー・ドメルグをレッドロックへ連れて行く途中であった。

 

格別にドラマとかテーマのようなものはないので、残虐娯楽ミステリーとでもいうのでしょうか・・・。でも私は、美学がちがうと感じるので、この人の映画「キル・ビル」の1で、見るのを止めたんですよね。たまたま目についたので、DVD借りてきてしまった。映像表現や、美術は、一流。特に音楽が印象的です。

 

昔、「残虐表現を娯楽にできる日本がうらやましい云々・・・」というようなタランティーノの言葉を読んだことがあるような気がするのですけど、繊細さというものが、かけらもないアメリカ人が残虐表現を娯楽にすると、こうも容赦ないものになるのかと思って、辟易します。

 

なんでか知らないけど、正義のヒーローが出てこないんですね。ジョン・ウェインが死んで40年は経とうというアメリカの西部劇は、こんなになっちゃって・・・、よよよ

 

でも、実際の19世紀のアメリカの西部はこんなだったのかな・・・。

 

大体、アメリカって、外国人の来ない中西部や南部は、いまでも庶民が肩にライフル銃かついで、スーパー・マーケットに買い物に行ってるんですから・・・。だから、絶えることなく銃の乱射事件が起きるんです。

 

なんか「いいかげんにしてほしい・・・。」って、思いました。