ドイツ第四帝国の支配と崩壊 亡国の新帝国主義(グローバリズム) 日本人に緊急警告!/三橋 貴明

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 帝国主義とはグローバリズムの一形態だ。被支配地の構造を、グローバル投資家の利益を膨らませるために改革してしまう。という手法こそが、まさに帝国主義そのものであると言っても過言ではないのだ。目的は「土地そのもの」ではなく、「土地から上がる所得」なのである。

 三橋さんの本読んだのは久しぶりですが、本としてはあまりまとまっている感じはしませんでした。上に上げたテレビ番組の方が、言いたいことがまとまってるかもしれません。でも文章はあいかわらず読みやすいです。


 言いたいことは、表向ききれいごと言って、日本人の所得を吸い上げようとする多国籍企業を擁する国に、騙されないようにしようという話ですね。

 テレビで言ってるように、少子化対策は何もしなくてもいいっていうのは、ちょっと眉唾ですね。先に生産年齢人口が減って実質賃金が落ちていくと、需要が先に縮んでいってどんどん経済がしぼんでいくんじゃないかと危惧してしまいます。

 本ではドイツをメインに取り上げてますけど、今はフランスが大変なことに。

 実際には、フランスはドイツにしてやられてるので、シリア攻撃を利用して自分の大国としての立場を取り戻そうとしたんじゃないかなと勘ぐっています。

 しかし、パリで同時多発爆破事件が起きて、もう戦争になっちゃったのかも。第3次世界大戦の始まりだったりして・・・。そうでないことを祈ります。

 中東のユダヤ、キリスト、イスラムの対立紛争は、解決不可能だなと思います。

 安倍さん、あまり積極的にならないでほしい。日本は、東、東南アジアの安全保障と、シーレーンだけで。でも、まあ集団的自衛権の法整備をやったのは先見の明があったんだな。