ノーベル賞の受賞者発表の時期になると、つねに韓国のメディアは穏やかならざる状態になるみたいですが、かれらの言いたいことって「日本は一杯とるのに、なぜ韓国はとれないの?」という話ですよね。


で、それなりに自己分析してるんだけど、それが可笑しい。


 「日本式の詰め込み教育が残っていて、学生の夢など存在しないまま入試教育に懸命な韓国からは絶対にノーベル賞学者は出ない。」

  上の文章の矛盾点を指摘し、批判的に論評せよ。


 なんていう小論文の問題が作れそうな、コメント。


 高校くらいまでにやる詰め込み教育なんて大したことないですよ。そんなものに押しつぶされるような人なら、そもそも研究者は無理です。研究者は、勉強のプロなわけですから、毎日あきずたゆまず長時間、勉強と研究ができる体質になっていなければ、ノーベル賞級の研究なんてできるわけないです。

 「頭が良ければノーベル賞がとれる」と考えてるところに、すでに無理がありますよね。


 それに日本式でも何でも、高校の詰め込み教育に耐えられるくらいの勤勉さは、韓国人も持ってるわけです。だから曲がりなりにも、近代的な工場で作る電化製品や自動車を輸出できる製造業が持ててるんです。日本統治時代にそういう近代化の訓練を受けさせた日本に、少しは感謝してほしいですよね。

 ま、無理だと思いますけど・・・。


 私の個人的な意見ですけど、韓国の社会で、ノーベル賞の受賞者が出ない理由として上げられるのは、


  学問の自由、表現の自由がなく、自由な発想が許されない

  実は、意外と韓国人は怠惰なのではないか



ぐらいかな。まあ、頑張っていただきたいですね。確率の問題ですから、20年以内には可能性はあると思います。