「パク・クネはまるで閔妃のようだ」産経コラムに韓国政府が不快感

 産経のコラムで朴槿恵の行動をを李氏朝鮮末期の閔妃のそれにそっくりと批判したんですけど、それに対し、韓国政府当局者が以下のように発言。

「歴史歪曲(わいきょく)と歴史修正主義のDNAを持ち、過去の歴史に対して厚顔無恥な主張を日常的に行う日本国内の特定の人物と、これと関係する報道機関の根拠の無い記事に対し、政府レベルで論評する価値はまったく感じることができない」

が韓国政府当局者の批判なんですけど、結論部分の「論評する価値はまったく感じることができない」ならそれだけ言えば。その前の長々とした産経コラムをもじったDNAを使った表現は、内心そうだよなと思っている証拠。

 私も、朴氏が大統領になって間もないころから、閔妃そっくりだと思ってました。いや顔じゃなくてやることがね。事大は、かれらの習い性なので私はほっとけばいいと思いますけど、産経は、書きたくなるんでしょう。

 閔妃について少々。

閔妃と言われてきた女性の写真

 昔、この写真を初めてみたとき結構驚いた覚えがあるんですよね。「朝鮮の王妃さまって、ずいぶん派手で下品な髪形してるんだな。なんか花魁みたい・・。」と思った。

 宮崎淳子先生によると数年前にこの写真と背景が同じ妓生(キーセン)の写真が出てきた。背景の場所は民間の写真館だとわかった。王妃が妓生と同じ写真館で写真をとるなど考えられないので、この女性は閔妃ではないと結論付けられたそうです。なのでこの女性は、妓生の一人であると考えられるということです。背景を修正した写真も出回っています。上のがオリジナルなんですね。

 私の直観は、それなりに妥当だったんだなと思いました。

 こののちは、閔妃を殺した実行犯が日本人であったというのも疑わしくなってきましたね。後宮に押し入った日本人壮士がこの写真を持って首実検しながら、閔妃を探し確認して殺したと言われてきたし、閔妃一人しか後宮の女性が殺されていないので、閔妃の人相を知らなければ実行できないはずなのです。


西太后の写真

ほぼ同じ時代にとられたと思われる西太后の写真。2枚を比べたとき、上の閔妃はグラビアの女優のようですよね。衣装もさほど高級な物には見えないし。

 朝鮮の歴史を扱うと、嘘が日常的に出てきます。やれやれ。