昨日ブログを書いてアップしたあとに、つらつら考えたんですけど、きっと憲法9条を改正することは金輪際できなさそうな気がしてきました。
憲法のことを論じる前に学校群制度の続きを補足したいんですけど、学校群制度がはじまったとき、もののわかった大人の先生たちは「こんな制度は長くは続くまい。」と思ったと私は想像してます。なので、○○北高校の先生たちは、「良妻賢母」という校訓をいじらなかった。女子高としての伝統に学校ののアイデンティティを見出していたんですね。男子が入って実情にあわなくなってることは仮の状態として、「言挙げせぬぞよき」こととして触れずにおいた。
もしこれ、西洋人だったら、即校訓を廃止するか、保留にするという宣言をするのではないかなと思います。もしくはふさわしいものに変える。
この当時はまだまだ左翼ががんばってたので中学に「高校受験は廃止すべきだ」なんていう教師がいました。「十五の春を泣かせない」とかね。十五で泣かなかったら十八で泣くの?社会に出たら生存競争が待ってるのに。そういうことを心の中で思いながら、左翼のエセ平等主義を鼻白む思いで見ていた先生は多かったと思うのです。
実際、愛知の学校群制度は16年(1973~1988)で終わりました。これは長続きとは呼べないでしょうね。
平成に入ってすべての学校群制度は廃止されました。
日本の社会制度は、このように論理的と言うより直観的に維持されてきたのだと思うのです。
ここで憲法の話に戻るんですが、憲法学者の多くを含めた日本国民は自衛隊を仮の軍隊にしておきたいんでしょうね。決して正式な組織として認めたくない。
大手をふるって正式な組織になると、官僚組織と言うのはどうしても自己肥大化を目的とするようになるので、第二次大戦の帝国陸軍のように自分勝手に戦線を拡大していくというようなおかしなことになっていく可能性は否定できない。こういう場面で日本のエリートがいかに役に立たなかったか、先の大戦がよく示しているので、日本国民としては少々の論理的説得には耳を貸さないんでしょうね。
日本の庶民は、頭のいい人の口の達者さに信用をおいてない。論理と言うのは、人を言い負かすためのものだと考えてる。
今回の安保法案は最終的に60日ルールもあるし、成立するでしょう。でも、内閣の支持率は落ちたんですけど、35~9%ぐらいの微妙なところでとどまってますので解散まではいかないと思います。
憲法改正はしたくないけど、安保法案は容認するよというのが民意と考えてよいのではないでしょうか。それで自衛隊はあくまでも、仮の軍隊ね。
しかしながら、これは甘えです。自分で自分の政府をコントロールする意思を持とうとしない甘えです。
可哀そうなのは自衛隊ですね。そして在日米軍かな。人々の甘えは、結局、誰かが背負うことになるのです。
今できることとしては、自衛隊は違憲であるということは当たり前のこととして受け入れて、国会やマスコミが無駄な違憲論議をするのは止めていただきたいですね。
憲法のことを論じる前に学校群制度の続きを補足したいんですけど、学校群制度がはじまったとき、もののわかった大人の先生たちは「こんな制度は長くは続くまい。」と思ったと私は想像してます。なので、○○北高校の先生たちは、「良妻賢母」という校訓をいじらなかった。女子高としての伝統に学校ののアイデンティティを見出していたんですね。男子が入って実情にあわなくなってることは仮の状態として、「言挙げせぬぞよき」こととして触れずにおいた。
もしこれ、西洋人だったら、即校訓を廃止するか、保留にするという宣言をするのではないかなと思います。もしくはふさわしいものに変える。
この当時はまだまだ左翼ががんばってたので中学に「高校受験は廃止すべきだ」なんていう教師がいました。「十五の春を泣かせない」とかね。十五で泣かなかったら十八で泣くの?社会に出たら生存競争が待ってるのに。そういうことを心の中で思いながら、左翼のエセ平等主義を鼻白む思いで見ていた先生は多かったと思うのです。
実際、愛知の学校群制度は16年(1973~1988)で終わりました。これは長続きとは呼べないでしょうね。
平成に入ってすべての学校群制度は廃止されました。
日本の社会制度は、このように論理的と言うより直観的に維持されてきたのだと思うのです。
ここで憲法の話に戻るんですが、憲法学者の多くを含めた日本国民は自衛隊を仮の軍隊にしておきたいんでしょうね。決して正式な組織として認めたくない。
大手をふるって正式な組織になると、官僚組織と言うのはどうしても自己肥大化を目的とするようになるので、第二次大戦の帝国陸軍のように自分勝手に戦線を拡大していくというようなおかしなことになっていく可能性は否定できない。こういう場面で日本のエリートがいかに役に立たなかったか、先の大戦がよく示しているので、日本国民としては少々の論理的説得には耳を貸さないんでしょうね。
日本の庶民は、頭のいい人の口の達者さに信用をおいてない。論理と言うのは、人を言い負かすためのものだと考えてる。
今回の安保法案は最終的に60日ルールもあるし、成立するでしょう。でも、内閣の支持率は落ちたんですけど、35~9%ぐらいの微妙なところでとどまってますので解散まではいかないと思います。
憲法改正はしたくないけど、安保法案は容認するよというのが民意と考えてよいのではないでしょうか。それで自衛隊はあくまでも、仮の軍隊ね。
しかしながら、これは甘えです。自分で自分の政府をコントロールする意思を持とうとしない甘えです。
可哀そうなのは自衛隊ですね。そして在日米軍かな。人々の甘えは、結局、誰かが背負うことになるのです。
今できることとしては、自衛隊は違憲であるということは当たり前のこととして受け入れて、国会やマスコミが無駄な違憲論議をするのは止めていただきたいですね。