がわ中国大減速の末路/長谷川 慶太郎

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「新常態」は失敗に終わり、習近平は「最後の皇帝」となる!
この本東洋経済オンラインのブックスランキングの1位に輝いてます(2015/7/10現在)。上海株式市場の暴落を最初の章で予測してるし、とてもタイミングがいい本なんで、きっと相当売れるでしょうね。
「新常態」に失敗するという予言は、今回の中国当局の慌てぶりがとても普通じゃないので(9日のニュースでは1600社の取引を停止してしまったと出てました。)、かえって「そうかもな」と思えてきました。
日本のバブル崩壊は、日経平均40000円が7000円台まで暴落したんですけど・・・。5000円が4000円切るぐらい安くなっただけで、取引中止が半分以上って、うろたえ過ぎですよね。
株式市況は当局がコントロールするものではないですし。こういう動きを見ると、この本のタイトルがなんかありそうに思えてきます。実際この本は、中国で起こっていることと、歴史的なソ連崩壊との比較がメインです。書き方は、とても冷静な筆致です。
でも書いてある話は中国らしくすごい。生産性の低い工場を廃業するのに爆破するとか。中国の新幹線は、ほとんどお客が乗ってないとか。
中国の少数民族の抵抗運動がすごくて、中国は7つの軍区に分かれる可能性が高いと書いてます。
こういう中国で実際に起こっていることを羅列されると、津上さんや柯隆さんは中国をかばっているようにも思えてきます。
社会が安定してるなら、株でも不動産でも資産バブルが弾けたあとに緩やかなデフレ経済に突入できるんでしょうけど、中国の不安定な社会情勢では難しいというのはよく理解できます。一体どうなるのか注視していかなければなりません。
あとは、日本の産業競争力の凄さが書かれてます。金融政策の話には触れていません。

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「新常態」に失敗するという予言は、今回の中国当局の慌てぶりがとても普通じゃないので(9日のニュースでは1600社の取引を停止してしまったと出てました。)、かえって「そうかもな」と思えてきました。
日本のバブル崩壊は、日経平均40000円が7000円台まで暴落したんですけど・・・。5000円が4000円切るぐらい安くなっただけで、取引中止が半分以上って、うろたえ過ぎですよね。
株式市況は当局がコントロールするものではないですし。こういう動きを見ると、この本のタイトルがなんかありそうに思えてきます。実際この本は、中国で起こっていることと、歴史的なソ連崩壊との比較がメインです。書き方は、とても冷静な筆致です。
でも書いてある話は中国らしくすごい。生産性の低い工場を廃業するのに爆破するとか。中国の新幹線は、ほとんどお客が乗ってないとか。
中国の少数民族の抵抗運動がすごくて、中国は7つの軍区に分かれる可能性が高いと書いてます。
こういう中国で実際に起こっていることを羅列されると、津上さんや柯隆さんは中国をかばっているようにも思えてきます。
社会が安定してるなら、株でも不動産でも資産バブルが弾けたあとに緩やかなデフレ経済に突入できるんでしょうけど、中国の不安定な社会情勢では難しいというのはよく理解できます。一体どうなるのか注視していかなければなりません。
あとは、日本の産業競争力の凄さが書かれてます。金融政策の話には触れていません。