学校では教えてくれない日本史の授業 悪人英雄論 (PHP文庫)/井沢 元彦

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 歴史を動かしたのは、「悪人の欲望」だった。

 昔、高校のころにこの本を読んでたら日本史にもっと興味がもてたのにな。

 まあ、高校の日本史が面白くなかったのはおいといて、この本読んだは読んだんですが、特にブログを書く気もおきなかったんですけど、一昨日銀行の詐欺的システムの話に関連して、表向きの権力者の陰にいる真の支配者は、何を押さえようとするか・・・。というところで、この本の藤原摂関政治と同じだなと思ったので積んであった本から引っ張り出しました。

 藤原摂関政治といえば、「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることのなしと思へば」と詠んだ藤原道長が有名ですけど、なぜ藤原道長が有名かと言えば、この人外祖父のチャンピオンなんですよね。実に3代の天皇に娘を輿入れさせた。これは後にも先にもないそうです。

 そしてこの本を読むと、もちろん井沢さんの歴史的意見なんですけど、藤原家と言うのは、日本の皇室の男系継承だけは押さえなくてはならないと考えていたらしいんですね。そこから外れた天皇は大体、謀反とかの嫌疑を着せられて退位のうえ島流しみたいな・・・、悪ければ殺される。

 称徳天皇(女性の天皇)と弓削道鏡の関係についてなぜこれほど道鏡が悪人にされているのか説明してるのですけど、結構この後書こうとすることに似ているのですよね。

 
 前回書いた、銀行のマネーを作り出す詐欺システムですけど、一番の大元にあるのは、アメリカなら米ドルを刷る連邦準備制度理事会(FRB)なんですけど、これが政府機関ではないということを、つい昨日知ったんですよね。
 このFRBは民間会社なんです。そしてその株主は、1914年当時

 * ロスチャイルド銀行・ロンドン
  * ロスチャイルド銀行・ベルリン
  * ラザール・フレール・パリ
  * イスラエル・モーゼス・シフ銀行・イタリア
  * ウォーバーグ銀行・アムステルダム
  * ウォーバーグ銀行・ハンブルク
  * リーマン・ブラザーズ・ニューヨーク
  * クーン・ローブ銀行・ニューヨーク
  * ゴールドマン・サックス・ニューヨーク
  * チェース・マンハッタン銀行・ニューヨーク

 現在の株主については公表されていません。外国の銀行まであるのね。ということで巷でよくいう国際金融資本というのは、どうもこのことを指すみたいです。

 国際金融資本にとって、何が大事かというと通貨発行権。これさへ押さえておけばどんな法律ができても関係ないということのようです。

 でも歴史上、政府紙幣を発行したことで有名な大統領がいますよね。リンカーンは、南北戦争の戦費調達のためにグリーン・バックと呼ばれる政府紙幣を発行した。そして戦争のあとも紙幣の発行を続けようとしたんですね。そして暗殺された。

 もうひとり暗殺されたことで有名な大統領といえばJ・F・ケネディ。彼も実は政府紙幣の発行を計画していたんですね。5ドル紙幣だったそうです。

 他にも通貨発行権を政府に取り戻そうとして暗殺された大統領が20代のガーフィールド、29代のハーディングといるそうです。

 国家の支配者が実は外国人も含む民間銀行だっていうのは、アメリカ人も意外と知らないのでしょうね。

 うまくまとめてあるサイトのリンクを貼ります。ケネディはFRBを私有する銀行家を排除しようとして殺された! 1963年6月4日


 それに比べると日本銀行の株は日本政府が55%保有してますね。残りは一応上場されてるみたいですね。でもね、外国との輸出入ってドル建てがいまでも多いですよね。ドルを使ったらこの国際金融資本の奴隷になってるということなんですね。それに外貨準備とか言って売れないアメリカ国債大量に持ってるし。これってアメリカにお金あげたのと同じじゃない?

 以前麻生内閣のときに国民に給付金くれたじゃないですか。このときに政府紙幣を発行したらどうかという意見がありましたよね。もし実現してたら絶対、アメリカやイギリスあたりからクレーム来て、政権も短命に終わって・・・。あ、そうでなくても短命だったっけ。