まずは中国。どちらかといえば沈黙。特にいつも高飛車な批判が目立つ報道官が沈黙してたような。
唐国務委員などが、高村さんと会ったときに「謝罪がない」と指摘したようですね。
5月の2週目に入って、妙に日本を褒めるような記事がいぜんにもまして目立った。あとは「AIIBに協力してほしい」という実利の話。」日本国民に嫌われないようにという姿勢みたいですね。
そして韓国。朴大統領が病欠から復帰して、新たな対日戦略を確認「歴史問題は断固対応するが、日本との経済協力は確実に強化」。
尹炳世(ユン・ビョンセ)外相も4日、国会外交統一委員会で、安倍晋三首相訪米後の対日外交について「 歴史(問題)は断固として対応するが、北朝鮮の核問題などでは戦略的利害を共有し、経済・文化(協力)は、確実に強化するという2トラック戦略に変わりはない」と指摘した。
朴大統領の頑迷固陋は相変わらずですね。韓国の言葉で不通(コミュニケーションがない状態)ですね。もはや誰も大統領に「何も言わない」、つまり諫言する部下がいないのだそうです。なので、上の尹外相の言葉は、朴大統領の指示に従ってるのでしょうね。
これを読むと、1年半前に「週刊文春」に出た『中国はとんでもない国だが、まだ理性的に外交ゲームができる。一方、韓国はただの愚かな国だ』が、本当に安倍さんが言ったかどうかは不明ですけど、正しかったということがわかりますね。
中国は、日本の出方で反応が変わる。韓国は、変わらない。
別のサイトで見た話ですけど、朴大統領の最終目的は「大統領になること」だったのだそうです。なので、予算がないので公約を守れないばらまき福祉やら、掛け声だけの「経済民主化」やら、意味不明な「統一大当たり論」やら、大風呂敷すぎる「ユーラシア・イニシアチブ」やら・・・。政策は一応出してるけど、やる気もやる能力もない。
実際には、中国とアメリカを両てんびんにかけて蝙蝠外交。その蝙蝠をやる理由に「日本の歴史認識のせい」を持ち出すという・・・。
そして、現状韓国は日本に過度に注目して日本の一挙手一等足をみのがさずに罵詈雑言。反日の飽和状態。なので、日本の行動に何の影響も及ぼさない状態になってます。
誤解だらけの韓国史の真実 (イースト新書)/八幡和郎

連休中に読んだんですけど、面白くなかった。なのでタイトルにしませんでした。やっぱ、歴史って物語になってないと記憶できないなあと思います。
作者は、中立的な歴史認識を狙ったらしいんですけど、一定の視点をもてないということになるので物語にならず事実の羅列になってしまうんですよね。
新しく知ったこと。韓国の初代大統領の李承晩。李承晩ラインを引いたにっくき大統領なんですけど、李氏朝鮮の世宗の兄である譲寧大君の末裔という名門の出身だそうです。アメリカに留学していたので、英語も上手に話せた。
アメリカが彼を選んだ理由が「英語」と「王家の血をひく」にあると考えるのは必然。
戦後処理で昭和天皇を訴追しなかったのを見ても、アメリカ人には王室コンプレックスが少なからずあるようですね。