シンシアリー『韓国人が暴く黒韓史』

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　著者は語る－－－韓国の「反日」は、洗脳の領域まで来ている。それはどこから始まったのか？どこまで来ているのか？

　韓国の現代史が、通読できます。初代大統領李承晩から始まって、朴槿恵大統領まで。卑劣と血みどろのオンパレードです。

　古田博司先生の言う「ウルトラ実念論」そのままに、現実よりも理念を優先させるお国柄。でもその理念を実現する能力と根性は欠いている。なのでうわべだけを取り繕う。

　今の韓国人の性格は、李成桂が作ったもののようです。高麗王朝の王氏王族を明智光秀が織田信長を滅ぼす如くに殺した李成桂は、残る王氏一族をだまし討ちにして皆殺しにし、自分の正当性を明に頼んで認めてもらった。最初から怪しげな、王権の簒奪者ですから、中国の国教儒教朱子学を取り入れることによって、箔づけ、権威づけしたのですね。仏教の僧侶や寺は弾圧。

　今も似たようなことが行われてますね。朴政権は、親日の朴正煕大統領を父に持つという負い目があるので、経済関係が深くなったことを言い訳にして親中に傾斜。日本との関係が悪くなって経済的に苦境に立っている国民のことは見殺し。批判する人は名誉毀損で弾圧。

　一応直接選挙で大統領を選んでいるので、民主主義国家の形を取っているのですけど、中身は法の支配の上に為政者の人治があって、歴代大統領が自分が選挙で選ばれるのに都合よく憲法を改正していくし、さまざまな法律違反、暗殺・拉致などの暴力行為で反対勢力をやっつけるのが当たり前なので、日本人の目には、非常に「卑怯」に見える。でも、韓国人には「卑怯」なんてへでもないんでしょうね。というかセウォル号事件であからさまになったようにみんなが卑怯なので誰かが卑怯なことをやっても普通にしか見えない。

　それから、この本を読んでると教育は重要だなと思います。韓国でいえば、漢字教育をやめたこと。韓国メディアが、韓国に都合の悪い事実を報道しないこと。
　これによって国民が愚民にされてしまっているのです。愚民が直接選挙で選ぶ為政者など優れたものにはなりえない。

　韓国のことばかり馬鹿にしていても始まらない。日本の民主主義はどこまで民主主義なんだろうというのは、自分に問うて問いすぎることはないと思います。