哀愁 [DVD] FRT-010/ウ゛ィウ゛ィアン・リー/ヴァージニア・フィールド/ロバート・テイラー/ヴィヴィアン・リー

¥500
Amazon.co.jp

 舞台は、第一次大戦中のイギリス・ロンドン。イギリス軍将校のロイ・クローニン大尉(ロバート・テイラー)とバレエの踊り子マイラ・レスター(ヴィヴィアン・リー)はウォータールー橋でめぐり会う。翌日には結婚の約束をするほどに、その恋は燃え上がるが、その夜ロイは突然の召集で戦場へと向かうことになる。健気にロイの帰還を待つマイラだったが、その彼女がたまたま目にした新聞にはロイの戦死の情報が載っていた。

 ヴィヴィアン・リーが『風と共に去りぬ』の次に主演した作品。モノクロなのが残念な若いヴィヴィアン・リーの美しい事。アイルランド出身者にしばしば見られる黒い髪に青や緑の目を持ったエキゾチックな美貌。アイルランドが昔アラブ人に侵略された名残なのだそうで、これは、エリザベス・テイラーにも言える事ですが、とても映画向きな美しさですよね。

 いま見ると「蛍の光」や「白鳥の湖」の情景の主題がテーマ曲として使われている今じゃとても無理なベタな演出もあるのですけど、この2人は一体どうなるのかという好奇心で最後まで飽かず見てしまいますね。

 それに男女は橋の上で出会い別れる。そうじゃなきゃ駄目なのねと思わせられますね。この映画見ると。

 日本で女湯が空になったと言われた『君の名は』ってこれのパクリだったんだね。若い人は知らないだろうし、どうでもいいですけど。