雨に唄えば 50周年記念版 スペシャル・エディション [DVD]/ジーン・ケリー,デビー・レイノルズ,ドナルド・オコーナー

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 サイレント映画全盛の時代、俳優ドン(ジーン・ケリー)と大女優リナ・ラモント(ジーン・ヘイゲン)はドル箱の映画スターであり、大スター同士のカップルともてはやされていた。しかし、そんな時ドンは駆け出しの女優キャシー(デビー・レイノルズ)と偶然出会い反発を感じながらも親しくなっていく。
 やがて世界初のトーキー「ジャズ・シンガー」が大成功をおさめたことにより、彼らの映画会社でも、当時作りかけだったドン&リナのサイレント映画を無理矢理トーキーにすることに決定。
 しかしながら、トーキーのノウハウを知らなかったことに加え、一番の問題はリナが致命的な悪声の持ち主であったために映画の試写会は散散な結果に終わる。
 そんな映画を公開したら俳優人生が崩壊してしまうと危機を感じたドンとその親友コズモ(ドナルド・オコナー)、キャシーの三人は映画をミュージカルに作り替え、リナの声をリナには内緒でキャシーに吹き替えさせることにするが・・・。


 ハリウッドの映画史に残るミュージカル映画の傑作。子供の頃テレビで何度も見ましたね。

 特に雨の中でジーン・ケリーが歌い踊るシーンは清々しい名場面だと思います。ジーン・ケリーは身体能力に優れていて体操選手のように体を使って踊る躍動感を売りにするダンサーでした。

 この映画、映画の舞台裏と歴史を面白く見せてくれるとても為になる映画なんですよね。サイレントからトーキーに移行した時、ひどい外国訛りや悪声、滑舌の悪さが原因で没落した映画スターがいた事が良くわかる話になっています。

 女性の衣装が全て1920年代のウエズトを絞らないスタイルなのが今一残念な感がありますが、デビー・レイノルズがジーン・ケリーとグリーンのドレスで踊る場面は魅力的。

 1952年制作。私が生まれるずい分前なのね。