愛とセックスとセレブリティ [DVD]/アシュトン・カッチャー,アン・ヘッシュ,マルガリータ・レヴィエヴァ

¥3,990
Amazon.co.jp

 誰もが羨む美しい容姿のニッキは、年上の金持ち女性に身体を売って暮らしており、現在は弁護士のサマンサのところに転がり込んでいた。そんな彼がある日、ウエイトレスのヘザーに一目ぼれしてしまう。

 原題は、"Spread" で、多分「食卓に広げたごちそう」の意味だと思います。

 アシュトン・カッチャーは、「ヴェガスの恋に勝つルール」に出てた人だよねと思いました。モデル出身で彼の容姿が良いところを見どころにした作品です。女性の方はいまいちな女優さんばかりでした。キャメロン・ディアスのような華のある人はいません。

 この映画、別に傑作とかいうのではないんですけど、アメリカ映画にしてはハッピー・エンドじゃないなあと思ってブログ書くことにしたんですよね。2009年というリーマン・ショック後に制作された映画なので、アメリカの自意識を反映して、月収20万位の人がクレジット・カードで1000万近い借金してリッチな生活をするのは止めよう。でも現金持ち歩くのは危険だからデビット・カードで口座の中にあるだけのお金で生活しようぐらいの現実感覚に目覚めたアメリカっていうのを反映してると思いました。

 でも、アシュトン・カッチャーが最後食料品店の配達になるっていうのも、逆に非現実的なんですよね。自分の容姿に自信があるなら、カリフォルニアにいて何故モデルや俳優を目指さないんだろう?って思うんですよね。

 あと、ヘザーの正体が不明。ウェイトレスが本業なのかと思ったら、複数の金持ち男と援助交際のような事をしてて、別の金持ちの男と婚約してる。その婚約者と別れたと言ったと思ったら、突然ニッキの前から姿を消す。ニッキを愛してるのか愛してないのかも不明・・・。

 映画は脚本がしっかりしてないと傑作にはならんよねの見本のような作品。暇つぶしにはいいと思います。

 18禁みたいな部分も短いですがあるので、「良い子」は見ないでね。