2週間目になると、さすがにそろそろ洗濯しないとと言う気になってくる。私の泊まったホテルにはコイン・ランドリーがなかったのでフロントに聞いたら2ブロック先のコイン・ランドリーを教えてくれました。

 ちなみにコイン・ランドリーは和製英語で、英語では, laundromat といいます。

 黎明の魔女のブログ-111019_0709~02.jpglaundromatの洗濯機。反対側に乾燥機がありました。


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アメリカのかなり旧式な自販機のお金を入れる装置。奥に見える溝のところにお金をまず全額25C硬貨で($2.25)セットします。







 このお金を入れる装置はABCストアにある切手の自販機でも見ました。ので、アメリカでは一般的みたいです。別にこの記事は、アメリカの自販機がしょぼいとかいう話ではありません。

 私は、日本でもコインランドリーに行った事がなかったのでちょっと不安でしたけど機械の取り扱いは問題もなく洗濯は上手くできました。

 洗濯が出来るのを待っている間、本でも読もうかと思って持っていったのですけど、あいにく先客がいて3つ備え付けてある椅子がふさがっていた。2つに女性、1つに男性が座っていたけど、わたしが「座るところないかな。」という視線を投げたら男性が立ちあがって私に席を譲って下さった。その男性は、私より年上で初老と言う感じの方でしたので、これは「あ、レディ・ファーストだわ。」と思った。

 またまた、英語学校でグリフ君にlaundromatの出来事を話し、レディ・ファーストってどういう経緯でするようになったのかと聞くと、

 ヨーロッパの中世に、chevalier と言うものがあってという話でこの時馬鹿な事を聞いてしまった。「車ですか?」グリフ君の発音が良すぎてシヴォレーと聞こえたので・・・。後で思いだしたのですけど、シュヴァリエと言われてたら騎士道がとっさに出てきたかも知れません。

 アメリカは、ヨーロッパの植民地だったのでそういう騎士道という考えも導入された。女性を保護しかつ尊敬する考え方だということ。しかし1960年代からの feminism (女性解放運動)の台頭でテレビなどで様々な議論がなされ、電車でただ女性だというだけで席を譲ったりするのは、out of fashion (時代遅れ)だということでしなくなった。

 そう、日本で女性に席を譲ったりする男性に「まあフェミニストね。」なんていうのは大間違いだって事ですね。

 でも私に席を譲ってくれた男性は、上の年代だったのでそういう習慣が残っているのだろう。とグリフ君は言いました。

 また、グリフ君は「僕は、いまでもやるよ。mom に子供の頃から女性にはそういう風に接しないさいと言われて育ったからね。」だそうです。彼は、アメリカ人としては本当に行儀の良い感じのする青年でした。

 昔は、路面電車などで男性だけが乗っているところへ女性が入ってくと、居合わせた男性が一斉に立ち上がったそうです。

 そりゃ止めた方がいい習慣だわ。疲れそう。