ピーター・ウィアー『刑事ジョン･ブック 目撃者』

L刑事ジョン・ブック 目撃者 (英語/日本語字幕） [DVD]/ハリソン・フォード,ケリー・マクギリス

￥1,500
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　夫を亡くしたレイチェルと息子サミュエルは、ペンシルベニア州のアーミッシュの村から親族のいるボルチモアへ旅行に出る途中、駅のトイレでサミュエルが二人組みの殺人事件を目撃してしまう。
　事件を担当した刑事ジョン・ブックは母子を半ば強引に警察署へ連れて行き、サミュエルに面通しを行わせるのだが、そこには殺人犯の姿はなかった。しかし署内に掲示されている新聞の切り抜きを見たサミュエルが、犯人の一人が署内の麻薬課マクフィー刑事であると告げた。
　ジョンは、すぐシェイファー本部長に相談し犯人逮捕の善後策を練るが、その日のうちに駐車場でマクフィー刑事の襲撃を受け負傷してしまう。
　ジョンは、怪我をした身でレイチェル親子を車に乗せアーミッシュの村に送って行く。

　ハリソン・フォードっていうと『レイダース』のインディアナ・ジョーンズを思い出してしまうんですけど、それ以外だとこの作品になりそうだと思います。

　わりとよくある刑事ものの筋なんですが、アーミッシュの村のお陰で彼らの文化を見せるカルチャー映画にもなっているので、刑事ものが好きでなくても飽きずに楽しめると思います。

　アメリカで、国民健康保険法案が不人気なのもこういう側面を見ると理由がよくわかります。アメリカ人は英語と星条旗に忠誠を誓う以外の共通性を持っていない人たちだと。ここまで生活の規範や習慣が違えば、共同体意識は持ちにくいですね。

　サミュエルっていう子役の子が可愛いです。