さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白/高橋 洋一

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財務省での官僚としてのキャリアと、小泉政権の竹中平蔵財務大臣のふところ刀としての活躍と安陪内閣の終焉までの政府内部の行政改革を巡る攻防を内側から描く。
これは、多くの人に読まれていると思います。読んでると小泉元総理があと3年やってたら、公務員改革まで出来てたかもしれない・・・なんて思います。
高橋先生が大変優秀な政策立案能力をもった方だったことが仔細に語られていて、自民党は結構良くやっていたんだと思えてくるから当事者が語る事って、そこに引き寄せられる効果が大きいですね。
ねんきん特別便が出来たおかげで、年金がいくらもらえるか毎年確実にわかるようになったし、最後はボロボロに批判された安陪政権でしたけど、悪くなかったと思います。あれだけ叩かれたのは、公務員制度を改革しようとして官僚から総スカンを食らったので、官僚に操られたマスコミが叩きまくったんですね。
小泉元総理と竹中元財務相のケミストリー(相性)によって、郵政改革は出来た訳ですけど、これは大変稀有な業績だったのかもしれません。官僚を改革するには政治家が国民に支持されていないと無理だとこの本によく書いてあります。
途中、面白かったのは2008年の大学入試センター試験の問題
「金融政策について、中央銀行が行うと考えられる政策として最も適当なものを以下から選べ ①デフレが進んでいる時に通貨供給量を減少させる。 ②インフレが進んでいる時に預金準備率を引き上げる。 ③不況期に市中銀行から国債を買い入れる。 ④好況期に市中銀行の資金を貸す際の金利を引き下げる。」正解は③だが、日本銀行の答は①になってしまうという笑えない話。
高校のころこんなのやってたんだ。政治・経済をとっていた私。覚えてないけど。
今朝、法務局で会社の印鑑証明書をとったら、印紙が登記印紙から収入印紙に変わっていました。特別会計が1つ無くなったんだなと気付いた瞬間でした。この本にも出てくる塩川元財務大臣の明言「母屋(一般会計)でかゆをすすっているのに、離れ(特別会計)ですき焼き食べてる。」が、こういう所で改革を生んでいるわけです。政治家は誰でもわかる上手い表現をつかって一般の人を説得して行く事が出来なくてはいけないんだなと痛切に感じますね。

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財務省での官僚としてのキャリアと、小泉政権の竹中平蔵財務大臣のふところ刀としての活躍と安陪内閣の終焉までの政府内部の行政改革を巡る攻防を内側から描く。
これは、多くの人に読まれていると思います。読んでると小泉元総理があと3年やってたら、公務員改革まで出来てたかもしれない・・・なんて思います。
高橋先生が大変優秀な政策立案能力をもった方だったことが仔細に語られていて、自民党は結構良くやっていたんだと思えてくるから当事者が語る事って、そこに引き寄せられる効果が大きいですね。
ねんきん特別便が出来たおかげで、年金がいくらもらえるか毎年確実にわかるようになったし、最後はボロボロに批判された安陪政権でしたけど、悪くなかったと思います。あれだけ叩かれたのは、公務員制度を改革しようとして官僚から総スカンを食らったので、官僚に操られたマスコミが叩きまくったんですね。
小泉元総理と竹中元財務相のケミストリー(相性)によって、郵政改革は出来た訳ですけど、これは大変稀有な業績だったのかもしれません。官僚を改革するには政治家が国民に支持されていないと無理だとこの本によく書いてあります。
途中、面白かったのは2008年の大学入試センター試験の問題
「金融政策について、中央銀行が行うと考えられる政策として最も適当なものを以下から選べ ①デフレが進んでいる時に通貨供給量を減少させる。 ②インフレが進んでいる時に預金準備率を引き上げる。 ③不況期に市中銀行から国債を買い入れる。 ④好況期に市中銀行の資金を貸す際の金利を引き下げる。」正解は③だが、日本銀行の答は①になってしまうという笑えない話。
高校のころこんなのやってたんだ。政治・経済をとっていた私。覚えてないけど。
今朝、法務局で会社の印鑑証明書をとったら、印紙が登記印紙から収入印紙に変わっていました。特別会計が1つ無くなったんだなと気付いた瞬間でした。この本にも出てくる塩川元財務大臣の明言「母屋(一般会計)でかゆをすすっているのに、離れ(特別会計)ですき焼き食べてる。」が、こういう所で改革を生んでいるわけです。政治家は誰でもわかる上手い表現をつかって一般の人を説得して行く事が出来なくてはいけないんだなと痛切に感じますね。