ずっと、記事の更新を怠ってきたのですが、原発の事が暗い雲のように頭上に垂れこめ、なんだかあまり映画を見る気にもなれませんでした。

 前回の記事で紹介ししたヴィデオ・ニュースの続編です。今回も無料で見られます。

福島原発で再臨界の疑いが濃厚に

 前回もインタヴューされていた京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、「再臨界はしないだろう。」と言っていたのですが、最悪のシナリオのさらに悪い状態が現実になろうとしているということです。
 原爆投下時のようなキノコ雲の爆発と言うのはないのだそうですが、水蒸気爆発がおきて高濃度の放射性物質が飛び散る危険があるので、もしそうなったら風下の地域にいる人は、300km圏の外に逃げるようにということです。
 しかし、書くのは簡単ですが東京がその圏内ですから東京が風下になったときに1000万人もの人が一体どこへどうやって逃げるのか・・・・。
 政府は、「直ちに人体に影響はない。」という呪文を繰り返すだけでしょうから、ご自分でご判断下さい。

 1954年にソ連で始まったのが商用原子力発電所の初めだそうですので、約50年間で3回の大事故ということになるわけです。今後この確率で事故が起こるとして、地球が人の住めない場所になるのに何年ぐらいかかるのだろうか・・・。ついこんな事を考えてしまいます。

 チェルノブイリ原発の事故から、25年経って最近周辺30km圏に立ち入ることが許可されるようになり、周辺が猪が駆けまわり緑が復活した野生動植物の宝庫のようになっているという話がネットに載っています。

 とりあえず、ヴィデオ・ニュースで見られる福島原発周辺の犬や牛が放し飼いといった状態もその序曲なんですね。