人類を幸せにする国・日本(祥伝社新書218)/井沢元彦

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「他の民族は科学や技術を、戦争の武器のように自分の利益を追求する道具にしている。けれど、日本人はそれを人類を幸せにするために使ってきた」
そう主張する著者は、日本人の発明発見によるモノが、いかに世界の幸福に貢献したかを検証する。(著書カバー見返しより)
ホームヴィデオ、トランジスタラジオ、電卓、ウォークマン、新幹線、乾電池、胃カメラ、カラオケ、インスタントラーメン、・・・・。NHKのプロジェクトXみたいですが、高度経済成長期をなつかしむための本ではありません。日本人が「日本はもう駄目だ」みたいな自虐的な気分になっているのを払拭しようというのがこの本の目的のようです。
井沢史観と言う言葉が結構市民権を得てきていると思いますが、プロジェクトXにならないのは、こういう言葉が書かれているところです。
「『キリスト教徒白人は人殺しや征服の道具を作り、中国人は自分が裕福になるための道具を作っている。だが、そんな時に日本人は、金持ちしか持っていないものを貧しい人でも使えるようにしてきた。』(中略)
ここに1枚のピザがあるとしましょう。白人がそれを1人で食べようとする時、そして中国人がそれをファミリーで分けようとする時、日本人はそれを隣りの人にも分けようとしてきたのです。」
これって、世界史を俯瞰的に見ると当を得た評言だと思います。

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「他の民族は科学や技術を、戦争の武器のように自分の利益を追求する道具にしている。けれど、日本人はそれを人類を幸せにするために使ってきた」
そう主張する著者は、日本人の発明発見によるモノが、いかに世界の幸福に貢献したかを検証する。(著書カバー見返しより)
ホームヴィデオ、トランジスタラジオ、電卓、ウォークマン、新幹線、乾電池、胃カメラ、カラオケ、インスタントラーメン、・・・・。NHKのプロジェクトXみたいですが、高度経済成長期をなつかしむための本ではありません。日本人が「日本はもう駄目だ」みたいな自虐的な気分になっているのを払拭しようというのがこの本の目的のようです。
井沢史観と言う言葉が結構市民権を得てきていると思いますが、プロジェクトXにならないのは、こういう言葉が書かれているところです。
「『キリスト教徒白人は人殺しや征服の道具を作り、中国人は自分が裕福になるための道具を作っている。だが、そんな時に日本人は、金持ちしか持っていないものを貧しい人でも使えるようにしてきた。』(中略)
ここに1枚のピザがあるとしましょう。白人がそれを1人で食べようとする時、そして中国人がそれをファミリーで分けようとする時、日本人はそれを隣りの人にも分けようとしてきたのです。」
これって、世界史を俯瞰的に見ると当を得た評言だと思います。