俺たちに明日はない [DVD]/ウォーレン・ベイティ,フェイ・ダナウェイ,ジーン・ハックマン

¥1,500
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1930年代の大恐慌時代、クライド・バロウ(ウォーレン・ビーティ)は刑務所から出所してきたばかりのならず者だった。彼が田舎町のウェイトレスであるボニー・バーカー(フェイ・ダナウェイ)の母親の車の周りをうろつき、それをボニーに見咎められる。
普段の生活に退屈していたボニーはクライドに興味を持ち、クライドが彼女の面前で食料品店の強盗を働くことで更に刺激される。二人は車を盗み、町から町へと銀行強盗を繰り返すようになる。
1967年のアメリカ映画。アメリカン・ニューシネマの先駆的存在として有名な作品。
私、今回見てみて、随所に優れた点を見いだせるものの、何がテーマなのかよくわからないと言った感じを受けました。
1967年という時代においては、犯罪者の視点で物語を語ることや、二人の性的関係の描き方、登場人物の殺され方などこれまでにない表現だったことはよくわかるのですが、これはやはり単純な犯罪映画のように思えます。
ヌーヴェル・バーグやニューシネマという各国の映画表現に共通しているのは、共同体から疎外された人々を描くこと、登場人物が既存の価値観や道徳から外れた行動を平気でとること、これまで禁忌とされて来た露骨な映像表現、神の視点でなく人間の視点で描くこと、などが特徴なのかなと思います。
しかし、ヨーロッパの映画に比べて文化の深みがないところは、もうアメリカなんだから仕方ないよねと言う感じ。だからテーマもへったくれもないの。なんたって、アメリカ映画だから。
その代わりに、銃をぶっぱなし、様々な自動車を乗り回すわけです。有名な最後の場面も銃撃戦だし。銃も自動車もアメリカ文化の象徴なんだなと思いました。
フェイ・ダナウェイの演技に光るものを感じました。ブロンドですけど良く見ると美人女優とはいえないなと思います。

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1930年代の大恐慌時代、クライド・バロウ(ウォーレン・ビーティ)は刑務所から出所してきたばかりのならず者だった。彼が田舎町のウェイトレスであるボニー・バーカー(フェイ・ダナウェイ)の母親の車の周りをうろつき、それをボニーに見咎められる。
普段の生活に退屈していたボニーはクライドに興味を持ち、クライドが彼女の面前で食料品店の強盗を働くことで更に刺激される。二人は車を盗み、町から町へと銀行強盗を繰り返すようになる。
1967年のアメリカ映画。アメリカン・ニューシネマの先駆的存在として有名な作品。
私、今回見てみて、随所に優れた点を見いだせるものの、何がテーマなのかよくわからないと言った感じを受けました。
1967年という時代においては、犯罪者の視点で物語を語ることや、二人の性的関係の描き方、登場人物の殺され方などこれまでにない表現だったことはよくわかるのですが、これはやはり単純な犯罪映画のように思えます。
ヌーヴェル・バーグやニューシネマという各国の映画表現に共通しているのは、共同体から疎外された人々を描くこと、登場人物が既存の価値観や道徳から外れた行動を平気でとること、これまで禁忌とされて来た露骨な映像表現、神の視点でなく人間の視点で描くこと、などが特徴なのかなと思います。
しかし、ヨーロッパの映画に比べて文化の深みがないところは、もうアメリカなんだから仕方ないよねと言う感じ。だからテーマもへったくれもないの。なんたって、アメリカ映画だから。
その代わりに、銃をぶっぱなし、様々な自動車を乗り回すわけです。有名な最後の場面も銃撃戦だし。銃も自動車もアメリカ文化の象徴なんだなと思いました。
フェイ・ダナウェイの演技に光るものを感じました。ブロンドですけど良く見ると美人女優とはいえないなと思います。
