新田ヒカル・星飛雄馬『やさしいベーシック・インカム』

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　一年前の総選挙のとき、少し話題になっていたベーシック・インカムをわかりやすく説明した本。

　書く人のレベルに多少の疑問はあるものの、こういう社会保障の考え方があるのかというのを知る上で良い本だと思います。

　すでに実施された「定額給付金」や、これからの「子ども手当」のように一律に給付することに反対する社民党の国会質問など見ると、社会主義者や共産主義者は、金持ちへの嫉みが思想の原動力なんだなと勘繰りたくなります。一律にするから、給付に係る費用を安くできるわけで、そういうところを提案者はちゃんと主張しなければなと思います。

　まずやらなければならないのは、社会保障番号制度の導入でしょう。